最近ハマっているサドル沼の話~fi'zi:k ARIONE、POWER ARC EXPERT~

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気付いたら一か月更新していないとはてなブログさんから連絡が来て気付くwこのままダラダラしない為に力を抜いて更新しよう。

最近のハマっているサドルについて今日は語る。
現在、近所のショップにてテストサドルを色々試していて下記のインプレを書こうと思う。

 

①fi'zi:k ARIONE


元々使っていたサドル。これを選んだ理由は見た目が格好いい事wあとはフルームがフィジークのサドルを愛用しているから。スピードプレイのペダルの時もフルーム基準だったなwあとsidiのシューズもフルームが使っていたから。ここまで来るとファンだなw

そんな適当な理由で選んだにも関わらずこのサドルは自分のお尻にジャストフィットしていた。まず今回座骨の間隔を図ったらば105mmという結果が出た。これはショップの方も「せま」と漏らしていたwこの間隔が狭いと大腿骨の間隔も狭くなるのでノーズが太くなると脚の上下動の妨げになる(経験則)。その点でアリオネはノーズが長く細い。フラットな座面は座る位置を都度変えることができるのでヒルクライム時には使う筋肉を調整しながら走る事が出来る。

ここまでだと文句無しだが、最近前乗りを多用する事で股間のしびれが気になり始めた。そこでアリオネの穴あきをテストしたかったのが発端だ。が、いまだに返却されないので試せていないw

 

②POWER ARC EXPERT SADDLE

www.specialized-onlinestore.jp


これはジロ2018でフルームが使用し奇跡の逆転劇を生んだと噂されているサドルwかなり評判が良く、トルクのかかりが良いとの事。
このトルクとかかかりとかイマイチ感触として理解できていなかったがこのサドルに乗って実感した。

アリオネに比べて若干ウェーブ形状の為、お尻の落ち着く場所は一か所になると思う。良く言えばホールド感があって体幹がなくても骨盤(土台)をしっかり作ってくれている。その為ペダルの反力に負けることなくペダリングが行える。これがトルクが出るという評判の正体かもしれない。

悪く言えば座り位置を指定される事だ。個人的に結構臀部の筋肉が動員されているように感じる。お尻は疲れにくいが60分クラスのヒルクライムとなると流石に散らしたい…。

あと今回試したのが143mmのモデルだったが自分の座骨105mmからだと少し大きい印象。内腿に圧迫感があり時折左足にしびれが出る。

このサドルを試した際の副産物でサドル高がアリオネの時より4mm下がった。最初はトルクのかける場所がずれたので混乱したが次第になれると適正サドル高な気がしてきた。これについては後日サドル高の考察を書くことにする。

所感として気になるサドルだったがベストではないのかなと思ったので次のサドルを試すことにした。

 

 

続く…

僕とSPEEDPLAYとロードバイク

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かれこれ一年、昨年の5月にクロスバイクからロードバイクに乗り換え、その時にSPDでは格好つかないだろうと本格的なビンディングデビューをしたワタクシ。

大方の人がshimanoSPD-SLをチョイスするところだが、クロスバイク時代に膝を痛めていた経験があったので膝に優しいSPEEDPLAYを三宅さんの紹介(かつペダルを譲ってもらった)で導入する事にした。

そこから一年、どんなに踏みつけようと歩き回ろうとボロボロになりながらロードバイクライフを支えてくれたSPEEDPLAYが先日、ご臨終になった。

 

SPEEDPLAYはこのCリングが折れたら寿命という事になるのかな?クリートカバーは別売りで買えるし、他パーツがダメになるというのも聞かない。今回うちのSPEEDPLAYもCリングが折損した。

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運良く旧タイプのクリートが家で眠っていたのでそのCリングを移管して復活はした。

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他のクリートは使ったことがないので比較は出来ないがSPEEDPLAYの良かったこと悪かったことを勝手に書く。

 

良かった事

①膝の痛みは皆無

まずこれは外せないだろう。メーカーもここを売りにしているようだし、膝にはまあ優しい。但し適切にセッティングされていればだ。後述するフローティングの設定含め設定はちょっと細かい。正しい知識があればちょちょっと自分好みにカスタマイズできるがちょっと難易度が高いと思う。一年アホみたいに乗ってきたけど一度も膝を痛めはしなかった。

②左右のフローティング調整

個人的にこれが気に入っている。クリートがハマったときのつま先の方向が以前若干外を向いていたのだが、ここをちょろっと弄るだけで解消できた。あとクリートのフローティング(遊び)を大きくとるのが一般的だが自分は逆に遊びをゼロにしている。踏み込んだ時に力が左右に流れてロスしないようにするためだ。ここは結構譲れない設定。

③歩きやすい

間違いなくこれは全員にオススメしたいところ。クリートのまま歩くとしんどいけどSPEEDPLAYならカバーが常についてる状態なので気兼ねなく歩ける。カバーがたまに行方不明になるが、SPDなみに何も気にせず歩き回ったw

④メンテナンスが簡易

メンテナンスはグリスアップとクリートへの注油くらい。使い込んできたらシャフト抜いてベアリングを…となるだろうけどそこはどこのペダルも一緒だろう。グリスアップは専用の冶具を使っても良いし、100均の注射器で行ってもよい。黒化したグリスがニュキニュキ出てくる感触は何とも言えないwちなみに自分はアウルさんに教えて頂いたAZのグリスガンを使用している。

 

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クリートキャッチが超簡単

shimanoとかのペダル使っている人でクリートキャッチミスる人がいる。あれ後続車からすると結構危ない。あと下を見ながらキャッチしようとする人もいるが危ない。その点SPEEDPLAYなら裏表ないので踏めば必ずキャッチする。前を見ながらペダルを踏むだけの簡単なお仕事。


悪かった点

クリート高い

shimanoクリートが1500円程度なのに対して、こちらは7000円強。明らかに高い。カバーもセットだからと言えるが大体寿命は一年とするとコスパとしては割高。ただ上記のメリット部分にほれ込んでる人はこのコストは仕方ないと割り切れる範囲だろう。

 

②初期ネジの緩み

これは本当に厄介だった。勝手に緩んでクリート位置がずれる。あまりに緩むのでネジロックの弱を試したりしたが色々あってシューズを一足ぽしゃってしまった(-_-;)数か月しかはかなかったシューズ…高い勉強代だった。このネジについては六角ネジに変更する事で改善される。緩みも全く起きないしネジ穴も舐めない。この改良だけでその後一切この問題では悩まなかった。

クリート固定用4本ネジ部


③専用シューズ(3つ穴シューズへの取付はアダプタが必要)

普通のシューズは穴が3つでクリートを固定するがSPEEDPLAYは4つ穴固定式。独自の機構すぎて対応しているシューズメーカーは僅か。。。だもんでSPEEDPLAY側も3つ穴へ対応できるようにアダプタを用意している。ただしアダプタを挟む事でシューズとペダルの一体感が損なわれるという意見もある。自分は専用シューズ(4つ穴)を使っているがダイレクト感があるかないかはわからないがw逆に3つ穴のクリートを使えないのでSPEEDPLAYと心中する人にしか勧められない。


④人のバイクに気軽に跨れないw

これはSPEEDPLAYだけに限らないが、shimanoクリートがついていれば大体人のバイクに試乗させてもらうのは苦労がない。なぜなら大体のバイクにはshimanoのペダルがついているからだ。shimanoのペダルがここまで普及しているのは企業努力、品質、コスパを考えると納得だ。


⑤見た目

言わずもがなチュッパチャップス。最初見た時は格好悪いと思ったが世界のフルーミーが使っていると知ってからは何も思わなくなったwww独特な形状なので目立つ事は間違いない。

 

 

まとめるとスピードプレイを使ってみて、これまで不自由な事はなかった。むしろ人とは違うこだわりみたいな感じで気に入っていた。

 

過去形なのは、つい先日シマノデュラエースペダルに換装したからだ。。。不自由がないのに何故変えたのか?まさのすけベクター3を導入してデュラペが余っていたのでタイミングよく借りたwまたシューズの試着に行ってS-worksのシューズが驚くほど脚にフィットしたからだ。色々な可能性を試さないのは自ら狭い世界に閉じこもる事でもある、と実験的に導入したわけで、それについては後日インプレを書きたいと思う。

意外と大事なフロアポンプ(空気入れ)の話

真面目なロードバイク乗りなら毎回ライド前に、不真面目な自分でも二週間に一度くらい空気入れをするわけで、その都度えっちらほっちら体を上下させて空気を入れる。冬場はまだいいがこれからの季節ちょっとでも楽して空気を入れたい。。。

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そもそも自分は二週間に一度の空気圧管理になってしまったのかというと、使用しているジャイアントのフロアポンプがなかなか空気が入らない。

↓使ってるのはこいつ

www.giant.co.jp

ブログ用に検索したら結構いい値段するやんけコイツ…

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25cのタイヤに変えたタイミングくらいから調子が悪かったのでタイヤのサイズが大きくなると空気入れもしんどくなるのね…くらいに思っていた。どれくらい入り辛かったかと言うと片輪を7.5bar入れたら筋肉痛になるレベルで上半身が疲労していたwwwこれ実話。

 

そんなある日というか先日、チーム練中にパンクしてCo2ボンベで復旧したんだけど、その空気を抜いて入れなおしておこうと空気入れをコギコギしているとぶっしゅーと空気が持ち手の真下から吹き上げてくるw悟りました。こいつ逝ったんだな、と。

 

それで新しい空気入れを買うか迷ったんだけども、空気入れも最低限のレベルのものを買わないと日々使うものなのでストレスになるなと思い、トピークあたりを…と思ったあたりでそういればトピークの空気入れ持っていた事を思い出すw

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ただし、このジョーブローというモデルはエアーリリース機能がボンベヘッドについているんだが、経年劣化でゴムパッキンが死んだのかそこから空気が漏れ出すようになってしまっていた。そのため、倉庫に放置状態になっていた。という事はヘッドだけ買えば復活できるなとさっそくコイツを購入。

 フロアポンプのヘッドなんて交換した事なかったけど簡単。今ついてるのを引っこ抜いて、チューブになんかついてたら1cmくらいハサミで切ってしまう。

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そこに今回のエアボーンをぶっ刺して締めこんで終わり。

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結果…まず空気を入れる労力(ポンプの上下運動)は非常に楽になりました。これはもともとのポンプが死んでいたのもあったのかトピークが優秀だったのかはわからないw

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ヘッドの効果についてだが、不器用な自分はバルブ固定時にレバー式はよくバルブを曲げてしまっていた。ついでに空気を入れ終わって外すときによくスポークで手を強打してしまっていたが…どちらも解消された。取付はストレスフリーでがっつり固定されるのでフロアポンプが動いても空気がシューと漏れ出すこともない。また外すときはポンっと力もいらず外れるので勢いよくどこかにぶつける心配はなくなった。

 

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こんな事ならもっと早く変えたらよかったなと。今ヘッドが壊れていない人でも買い替えて試してみる価値あり。人へのオススメ度★5(満点)。

 

最後に余談だが、ヘッドで有名なのはヒラメヘッドだが値段で若干しり込みしてしまう。。。それに使用した人の話では結局外すときにスポークに手をぶつけてしまうらしい。であれば自分はエアボーンで良いかなと思う。

ヒルクライムに最適なポジションとペダリングを考える

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フジヒルという祭りが終わって参加者たちの様々な結果報告を見てると来年こそはという気持ちになってくるもの。

 

自分はヒルクライムが速くはないが苦手でもない。体重は重いほうだが千切られるときはいつだってペース配分を見誤ってガス欠になってる時で、純粋にパワー合戦で負けるという経験はあんまりない。登りで戦えるようになるには軽いバイクやカーボンホイールを入手する事ではなく体重を上手く使えるようになる事が一番重要だと思っている。もちろんその上で自身の軽量化や機材のレベルアップが出てくるがレース強度で走れるようになってから考えれば良いと思う。

 

時代によってコロコロ変わるヒルクラポジション

ちょっと前までヒルクラではサドルの後ろに乗り上体を起こして呼吸をしやすくするという方法が主流だったんじゃないかしら?日本でトップクラスのプロチームブリッツェンでもそう教えてた。

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でも最近のロードバイク雑誌では真逆な事をうたっていて、サドルは前乗り、傾斜にあわせて上体を倒していくというもの。まあどっちが正解という事はないんだろうけど。個人的な見解を言うと前者はペースでヒルクラする場合のポジション、後者は速く登るしんどいポジションという括り。

 

 

一度やまめの学校を見て欲しい

学校の歴史の授業も本当に歴史が好きな先生の授業は面白い。それと同じようにこの動画も話してる内容が面白い。なんでそうするのか?って事が前提にあって、こうした方が良いよねって結論まで明確に教えてくれる。ただし長いwこの動画も1~14まである。ただ見る価値はある。

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ヒルクラに関連することを要約すると

自分なりに咀嚼した形にはなるが、

①骨盤寝かして胸を反らせる。

 足関節や股関節が柔軟で、胴長短足なアジア人であればこのフォームが理想的である。一番重い頭を遠くに置く事でてこの原理が働き脚に効率よく重力を乗せて踏める。但し体幹がつくまでは地獄であるし股関節が固い人は骨盤が寝ない。。。胸を反らすか否かも賛否がある。体幹がないと無理なので反らさず頭を遠くへって意識だけでも良いと思う。

 

②下死点を過ぎても残業しているから無駄に疲れる。

 ギアを単純に下げていくんでは遅くなっていくだけなので、居残り脚をリセットしてやる為にサドルの座る位置を徐々に前に出す。しんどくなればなるほど下死点以降も脚は力が入った状態になっているのでリズムを意識して踏むってのが大事なのかもと思った。

 

③足の指に力が入ると重心移動じゃない

 この話が一番刺さったかもしれない。今まで足の指が丸まってる感じがあって、特に力んだ時。母指球を意識するなら指はパーになってるのが理想的なんだよな、と。

  

去年の石鎚ヒルクライムのテレビ放送を見てて四国の山神K田さんが肘をたたんだ超前傾状態で登ってたのを思い出した。それに加えて体重が軽いのをカバーするためだろうか上体を上下に振り反動を踏み込む力に変えているように見えた。それを延々持続できるスタミナが脅威ではあるけれど。

 

実際試してみるとメインは大腿四頭筋を使うイメージなんだけど、臀部の方が先に張ってくる。下ハンを持つよりブラケットポジションで肘を畳んだほうが出力のコントロールがしやすい。リズムを意識すれば斜度があってもギアを上げていける感じで回せる。自分にはかなりハマったポジションだった。疲れてくると体幹が効かなくなり腕を突っ張って体を支えてしまう。これは最近の改善しないといけないポイント。

 

まとめ

この動画も6年前のもので、最近の動画をみても当時から理論はブレていない気がする。どの理論が今後のスタンダードになるかわからないが柔軟性と体幹はいずれにしろ求められる部分なのでそこだけは鍛えておいて損はなさそう(/ω\)

 

こんたろー遠足 ひばり食堂へ

近頃、近場をトレーニングとして走るが何か目的地や目的をもって走るという事をしていなかった。距離を稼ぐには近場を周回する系が効率的だし、信号が少ないルートといっても遠出すると休憩なども時間を食ってしまうからだ。そういう乗り方してるとモチベが下がってしまうものだが、練習相手にも恵まれて割と楽しんでやれてる。

そんな練習メンバー3名の会話で誰が言い出したか忘れたが突然ひばり食堂行ってみたいなという話になった。ルートを書いたら170km程度だったのでプチライドにはちょうどええかとすぐに実行することに。道に疎いのでロングライドマスターのまさのすけを招聘することにした。

 

当日朝、本当はチームの朝練をしてからプチライドに向かう予定だったが生憎の雨。自分は単なる寝坊だったが(ノД`)・゜・。
7:00の遠足集合時間にも遅刻した。そのためスタートは30分ほど遅れた。

 
この日のテーマはサイクリング。流石にいきなり仕掛けるほど皆イカれてないらしいw淡々としたペースで先頭交代を行いながら新寒風トンネルへ。220~250wくらいの緩いペースで走って新寒風トンネルへ到着。そのまま旧寒風への道をさらに緩く200~210wくらいで会話を楽しみながら登る。明け方の雨で路面はウェットで濃霧を走る感じ。

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今日は一日中すっきりしない天気なのかしらと不安げに空を見てると雲間に光が。旧寒風トンネルを抜けると別世界のような晴天に変わる。

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日差しが強く肌がチリつくほどだ。そこからの木乃香までは細く荒れた道なので慎重に下る。観光シーズンは瓶ヶ森へ向かう車も少なくないので慎重に、あと日陰の路面は突然ウェットになるので注意してても結構滑った。

木乃香で小休憩していると阿部さんと遭遇。キャノンデールのいいバイクだなーと眺めてたら知り合いだったというw何処に行くにしてもサイサイのメンバーに遭遇する確率が高いが、まさか松山民の阿部さんと高知でも遭遇するとは思いもしなかった。UFOラインに向かう阿部さんと別れ、一路早明浦ダム方面へ。道は広くもないが奇麗なので先頭交代で35km/h前後で進む。

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快調に進んだのでスタートから100km、11時半にひばり食堂へ到着。

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開店間もないがさっそく並んでる。とはいえ30分ほど待てば座れた。注文はこんたろー、ゆうき、ともちは大盛カツ丼、まさのすけは並盛カツ丼。大盛の上に倍盛りがあるが、大盛を食べたら倍盛りはとてもじゃないが食べたくはならない。

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 並盛り(左)と大盛(右)の比較である。大盛は洗面器みたいなサイズ感。

早食いTTはゆうきの圧勝。

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カツの衣にコショウがきいててご飯が進む。飽きたら味変しなさいね、と気さくなおばちゃん店員が辛いヤツを持ってきてくれる。最後まで飽きはしなかったが試しにかけたら地獄な辛さだった。辛党にはたまらないかもしれない。

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並盛を完食したまさのすけのドヤな横顔である。

 

皆完食し、お腹は膨れて体も重そうwだもんで当初予定していた新宮越えルートをやめて、遠回りだが大歩危を経由して帰る事に。

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トラックもそこまで多くないので先頭交代で快調に走る。序盤こそカツ丼が消化されていなかったので200wそこそこだったが、徐々に240w前後まで上がり安定して走ったので30kmほど走って大歩危の道の駅へ。小休止。オクニッシーには聞いていたがセブンイレブンが閉店している為、かなり不便になってた。自販機でご当地エナジードリンクを飲んで補給完了。

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AwaRiseという洒落たネーミング。朝まで踊ろやとかなりヤングなメッセージが印象的。

 

先へ進み、川之江手前にこんもり小さい峠があるんだが、その辺でまさのすけが遅れはじめる。速度を緩めて一度は合流するも、二度目はまさのすけから先に行ってくれと言われ坂をとりあえずなペースでこなし、一気に下る。ここまで来ると後はいつもの夜練のコースなので帰ってきたも同然。コンビニでまさのすけの合流を待ち、最後の休憩を終える。川之江から海沿いの13号に出るまでが信号が多くしんどい。そこを抜けいつもの感じで走る。40km前後で走っていたら信号待ちの時にまさのすけが「千切れそうだったら先に行ってくれ。ゴールのファミマまでは一人で行けるし」と言い出す。それを聞いたともちが無言で加速。50km/h前後で先頭を牽く。42km/h前後で走っていたら中切れを起こしてしまったので、あれ?俺脚が終わったのかしら?と錯覚を起こすほどスムーズなアタックだったw

後ろのまさのすけには悪いが連結を切り離し、10秒ほど差を開けられてしまったのでダンシングで前二人にブリッジ。だいぶ消耗したので回復に徹する。ゆうきの牽きが始まり、河川敷手前で先頭交代の合図。ともちが二回目のアタックをかける。これも50km/h程度だったが先頭を牽いてたゆうきは反応できず、かろうじて反応できた。北野の農道を半分すぎたあたりでともちが辛そうになる。だもんで一気にアタックをかけてともちをあっさり千切る。そのまま単独で阿島の下りに。もうゴールだなと振り返るとゆうきとともちが二人で追ってきている。ここまできたならとシッティングで逃げ切りこの日の遠足は終了した。

最初の寒風山までは平和なリズムで進んでいたがラストになるにつれて捲りあいは必至。距離とTSSをちゃんと稼げた一日になったので大満足。次も思いつきでどこかの大盛ランチを食しにいきたい。

石鎚山ヒルクライムで一時間を切る為に

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今年はエントリーを見送った身なわけだが、去年は59分50秒台と奇跡のサブ60を達成した。その時の感覚と経験から今年の出場者にちょっとでも参考となれば。

 

1.コースについて

第一ヒート(11km)と第二ヒート(7.4km)と2ステージ制になっており中間ポイントの計測外区間で休む事が出来る。第二ヒートは距離は短いが斜度が上がる。おおよそだが第一ヒートと第二ヒートはほぼ同じくらいのタイムに落ち着くと思われる。そうなるとどちらも30分を切るタイムで走るというのがサブ60の必達条件だ。

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まずスタート直後の序盤4.8km(面河関門まで)はほぼ平坦である。ここで脚を使わずタイムを稼げるかどうかは後々響いてくる。まずスタートしたら第一集団の中に潜む。集団走行に慣れていないと後方へ位置取りしがちだが結構千切れてくるのでその都度出力を上げなければならないのは無駄だ。風除けの恩恵を受けつつ平坦は無理せずこなす。これが第一ポイント。

次に斜度が緩々と上がり始めるがここからは先にスタートしたマウンテンバイクや女子カテゴリーの方がワラワラいるので無駄に体力を使いたくない。ゴリゴリ上っていく人を見つけたらツキイチで上る。追い抜きの都度後ろを確認しなくていいので結構楽になる。第二ヒートもあるので最後スプリントをして脚を終わらせたりしないように注意する。心拍ベースでサボりすぎずキツ過ぎずを注意してこなす。

計測外区間は確か20分以内に出発してねという話だったが、そこまでしっかり管理されてはいない。ただ休みすぎると心拍が下がるし、脚は固く重くなる。なのでトイレと軽く水を補給したら5分程度で出発すれば良い。ここであわててジェルを飲んでもゴールする頃に吸収されるのであんまり意味がないと思う。気持ちを後30分の戦いに切り替える。

第二ヒートは下り終わりから始まり、いきなり上る。あんまり斜度が緩む印象もない。もっともな攻略方法は思いつかないが、7.4kmしかないのでどこからスパートをかけていくかだろう。最後にほら貝の音が聞こえるとゴール間近とわかり気持ちがぐっと楽になる。

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2.トレーニングについて

久万ヒルのように延々上るわけじゃないので基本的に30分のインターバル2本で良いと思う。30分踏んだ後、すぐに回復させて30分全力で踏めるという事が大事。60分踏み続ける持久力はいらない。新居浜在住の方には大栄山の区間でいう川又までの区間を一日二本走るというのが効果的だと思う。もっと短い強度の高いインターバルも大事(乳酸処理的に)だと思う。逆に長いのぼりの練習は不要とも思う。30分でオールアウトしないギリギリのペースを見つける事、未計測区間での回復力を高めておくこと、あと付け加えるなら平坦区間でしっかりドラフティングするスキルもつけておくことが求められる。


3.前回気付いた点

・スタート時に水はボトルいっぱいにしない

給水所で水は補充できる。暑くて水を飲んだりかぶったりするかもとフルで持っていったが使う事はなかった。

 

・ゼリーやジェルなどの補給食を持っていく

これはスタート直前に食べておく。すると後半戦で吸収されてくるので良いだろう。上にもってあがる必要は全くない。

 

・スタート時間から逆算してエネルギーを

スタートが9時30分なら6時頃までにおにぎりとか食べておく。でスタート直前にジェル。直前に固形物を食べると酸素とエネルギーを消化に奪われるので注意。

 

レース手記 CSカップ エリートカテゴリ

先日予告した通りのレース手記。実は金曜から風邪になり、二日間ほぼ乗れない状態で当日を迎える事になったので不安しかなかった。それに直前にいじったクリートとポジション問題は今も燻っており一向に解決する兆しが見えない。まあ言い訳は並べるときりがないのでレースの内容を自分の視点で分析する。

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参加メンバー

東予・松山支部 クボタドール、トクちゃん
新居浜支部   こんたろー、ともち
四国中央・香川支部 よーちゃん、ヒデさん
SCTC けいっちパイセン、せばさん

 

前評判から行くとSCTC。レース巧者のパイセンとエコライダーのせばさん、どちらも格上だがパイセンは前日ゴリゴリ追い込んでいたのと、せばさんは落車のダメージが残っており、自分のペースで進めたらなんとかなるかもしれないと事前分析。

 

レース内容

先にレースの速度、出力、レイアウトなんかをハイどーん。

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スタート直後先頭はクボタドール。車列をこれから12km強走るとは思えないペースで牽いている。いきなり300w超えが続きスタートから1kmまでは36km程度の速度。一番後方からスタートしたが目前のヒデさんは牽きに付き合わずペースに変更する構えが見えたので追い越し集団にドッキング。さらにペースをあげる集団からトクちゃんが千切れていく。この時先頭を牽いてるのはクボタドール…味方を振るい落とす牽きっぷりに相変わらず燃えると猪突猛進な男だと笑ったwとは言えこのペースで行くと今日の自分の調子では千切れそうな予感。息絶え絶えにダンシングしつつ集団最後方になんとかコバンザメ状態。

 

すると先頭のクボタドールが交代(エネルギー切れ)。次はともちが前に出るが、その後延々牽いてる。多分下りで交代させようという魂胆なのだろうが長すぎる。イライラして最後方から「いつまで牽いてるんじゃ!はよ回せ!」と叫ぶ。チーム戦でなければ無視して使いつぶしにするが今日はエースとして走って貰わないと困る。声が届いたのかペースを緩めて交代を促すが、二番手にいたけいっちパイセンがすかさずアタック。先頭牽いてたともちは追えない。一番やっちゃいけないパターンやん…とりあえず下りでアタックが落ち着き車列はせばさん、よーちゃん、こんたろー、けいっちパイセンだったかな?ともちは下りの時に後方で休ませた。

このまま膠着状態に戻るかと思った矢先、ダム手前の上りに差し掛かりよーちゃんがアタック。先頭のせばさんが一番嫌いなタイミングだと思った。このアタック含めて計2回800w越えで反応した自分を褒めたい。その後も登りで俺を殺そうとよーちゃんはゴリゴリ速度を緩めない。後ろを見るとともちがけいっちパイセンとせばさんを引き連れて追いかけてきてる。二度目の怒りw「お前が牽いてどうすんじゃ!追走のツキイチで足を休めんかい!」と怒鳴る。危うく味方に逃げを吸収されるとこだったぜ。

よーちゃんのペースに暫く粘ってついていくと後ろは千切れた様子。ともちは休めてるはずなので中間ポイントの1位は頂こうと氷見との分岐まで息を潜め、500m手前くらいからアタック。よーちゃんこれを容認。その差のまま中間ポイントを通過。ここで集団に吸収もありかなと思ったが追走が来ていない。このまま行けるところまで走ろうともう一度セルを回す。

下り区間、平坦区間を終えて振り返るも延々よーちゃんだけしか見えない。一瞬ともちも見えたが、あれだけ怒ったんだし、まさかこんな所に遊びにきてはないだろうと見ないふりwww

そして最後の下りで勝利を確信しそのままフィニッシュ。大した展開はなかったが序盤のよーちゃんのアタックが最高のタイミングで、かつ強さを良い時間保持してくれたので後続との時間差が生まれいろいろな選択肢が生まれた。楽しかった。

 

レースを振り返って

クボタドールが各順位の平均パワーを出してた。

 この数値の中で一番脅威なのがよーちゃんねw体重56kgとしたらPWR4.96だからほぼ5だしね。まあレースとはパワーが強いだけじゃ勝てないから面白いのよね。現にレース中はほとんどパワー見てなかった。見てたら気が滅入りそうだったしw下りと平地を多めに配分してもらえたら自分のような脚でもなんとか戦えるという事がわかった。こういう勝負は定期的にやりたいものだ。次回からは新居浜支部ではないが部外者枠としてSCTCからの参戦をよろしく!w