JCFアテンダント講習&試験を受けてきた

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久しぶりに頭使った日曜日。去年はチームのアテンダント資格を持つメンバーに同行して貰わないとレースに出られないという状況があり、資格を持っていないメンバーはこの機会に必ず取得しておかなければならなかった。この年明け~シーズンインぎりぎりのタイミングに東京とか大阪とか。。。あとは山口か?の車連が行うがほんと年数回しかない。西日本で行われる際には必ず行っておかないとと張り切ってチームの(ほぼ)同期3人で遠征してきた。

 

朝3時起き。娘に目覚まし鳴ってるよと起こされる。会話をしたぶん一人で起きるより結構目覚めは良かった。気がする。


コーヒーとグラノーラで腹を満たし、着替えて出発。複数人でやいのやいの言いながらドライブするのは楽しい。普段ロードバイクで一緒に走っていても会話はできないし、休憩時間もロングの時以外はほぼ取らないからね。かと言って飲み会とかするわけでもないのでこういう機会が懇親会みたいなもんだなと。

 

途中ちょいちょい休憩しながら大阪の会場へ到着。8時過ぎだったので近くの喫茶店で時間を潰す。喫茶店の客は店の前に路駐して入ってくる。これが大阪のスタンダードかよ…カオス過ぎだろと心の中で叫ぶ。

 

9時前に会場入り。チームの先輩であるアンディさんを発見。昨晩出発でフェリー旅だったらしい。帰りはこちらのカーに同乗して帰る事に。

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アテンダント講習が始まる。花粉症の私は開始数分で鼻水が滝のように流れ出てくる。講師の声が聞き取れるかどうかのボリュームの為鼻をすするのがしのびない。鞄のポケットをさぐるとスースーするビオレの顔を拭くやーつが入っていたのでそれを鼻に詰め込む。メントールが心地いいぜ。


なんて思ってたら知らぬ間に寝落ちしてた。やばいやばいここで落ちするわけにはいかない・・・一人で再試験にくるなんて嫌だぜ(;'∀')と瞼をゴリゴリこする。
なんとか午前中の講義をそのまま凌ぐことに成功。飯後の時間はこの二倍眠気が来ると思うと地獄でしかない。

 

昼飯は近所になかなかいい店が見当たらず、牛丼チェーン店?に入り牛とじ丼を一気飲み。大盛では足りないのでコンビニでパンを二つ追加。


満腹感を覚えたところで眠気の心配を失念していた自分を責める。このままでは完全に寝る。。。どうしよう…と悩んでいたら午後の講義。

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ドーピングについて。疑惑のチャンピオンの特報を見る。この辺りは意識もハッキリしていたが次にある記憶はドーピング講義が終わったから次は種目の勉強ねってところだった。記憶の欠落?もはやルルーシュにギアスを使われたとしか思えない。

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コーヒーでカフェインドーピングをば。。。

種目別の説明はほとんどがトラック競技のお勉強。エリミネイション面白そうやんとか思ってるうちに過ぎて行ったが、ルールが各々自由過ぎて整理されてなくて困る…せめてフライングスタートかセンターラインスタートの二つに絞れ。全部にラバーパッドを設置すればええやん。←これが試験問題になってる。

 

講義も淡々と進み、いざ試験。免許の試験以来だな。頭は真っ白だけどトラック競技以外の部分は元々知ってる部分でスラスラ解ける。
トラック競技のとこは消去法で埋めていくが多分全問不正解な予想w

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結果は合格。不合格であってもテスト後に補修受けたら合格扱いになるんかな?とりま全員合格で一安心。


どこで登録しても差はないと言われ大阪車連登録にしたけど、国体を目指したりする人は影響出てくるんか?まあ目指さないのでええけど。

 

帰りは大阪と神戸の道路のわかりにくさや渋滞に文句を言いつつ、本庄さんのshimano先輩(仮)の話で爆笑させて貰う。
現地で遊んだりとかはなかったけど道中が楽しかった。
さてさてこれで全員アテンダント戦士にクラスチェンジしたのであとはレースを走るのみ。さあ今年も頑張っていきまっしょい!

易きに流れる事なかれ

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モチベーションの高い人の話を聞くと(見ると)つられてやるぞという気になる。あとは気になって終わるか、ちゃんとやるかの差だけ。後者は意外と少ない。

 

朝、夜ともにトレーニングする仲間たちだが自然に、だが集まるべくして集まった速く強くなる事に興味を極振りしている稀有な連中。
有難い事に、そういうメンバーで走る事で自分の課題が浮き彫りになってくる。

 

一年前くらいは一人でほぼ毎日走って、平日は登坂20分走のタイムを確認して、週末にロングライドをゆるゆるしてたな。漠然とベースをあげる事を行ってきたわけだ。

その頃と強くなるペースが圧倒的に違う事は実感している。自分で限界を決めてサボったり、限界の向こうを見ないで闇雲に走っていたのとでは絞り出してる量が違う。

 

人と走ると自分の癖というか性質と弱点が明確に見えてくる。
例えば自分は短時間インターバルであれば好物だが、それ以上出力を維持するとなると一気に弱くなる。瞬間的に燃料を燃やすのが得意だが独走力が低いとも言える。
あと回復力も弱い。ペースが上がり続ける夜練だと最後に勝負する脚を残せていない。

 

パワーメーターもサイコンもなくてもこういう事は肌で感じてわかる。後でパワープロファイルを見るとだいたい思った通りだ。

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最近pioneerのシクロスフィアを導入したのでこれで管理していくのがベストかな。今時点では参照データが少ないので数値は低いけど😅

 

弱点を強化するためのインターバルを一人の時に粛々と行う。

 

現状を知ると何を強化したいか明確になって、するべきトレーニングも見えてくる。人と走らないと絞り出せない領域だから見えてくるものだと思う。

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マツケンさんのブログで言う『目標-現状=やるべきこと』は真理。
ロードバイクに才能があるとするならば「易きに流れぬ精神力」なんじゃないかしらね。

自ら退路を断つスタイル

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今まで余りというか全く気にしてなかった体重。いや気にはなるけど臭いものに蓋をしてきたやつなんだが、今年は富士ヒルにエントリーしたのもあって多少は絞りたい。

というのも、エントリーの際に嫁に「出るからには1位目指すんだよね?じゃないと家族は応援し甲斐がない」と真顔で言われ、表彰台は無理にしても恥ずかしくないタイムを出さねばならなくなった。

 

話は戻って、、、乗り込み期はどれだけ食っても68kgくらいまで自動で落ちるけど、普通に乗車時間が減少すると72kgまですーっと戻ってくる。でも太る要因は運動不足とかそんなんじゃなくて大抵食生活なのは原始時代から変わらない事実。

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意識の低い食生活をさらした上で、改善策と目標を掲げて退路を断っていこうと思う。今回はマジやで!(って言うと嫁から何度目のマジなの?と激しめのカウンターを喰らうのでネット弁慶的にブログでな!)

 

朝食 7:00
朝練がある日は起床後コーヒー一杯。
朝練終わりにパンを2個前後+グラノーラ3杯弱(豆乳付)。
プロテイン(スポドリ割り)

 

昼食 12:00
愛妻弁当() 二段組の男子学生がよく使うアレ

 

夕食 18:00
どんぶり大盛で白米2杯、茶わんで大盛3杯+おかず。
足りないのでグラノーラ2杯(豆乳付)

 

夜食 20:00
お腹がすいてくるのでグラノーラ1杯(豆乳付)

 

ざっくり計算すると朝食ですでに700kcal+1200kcal(グラノーラ80g/1杯=約400kcalと仮定)昼食と夕食はざっくり換算で1000~1500kcal/食とする。夕食夜食でグラノーラ1200kcalが加算されてるので一日の摂取量としては6100kcal前後

ちょろっと1時間走れば1000kcal、2時間走して2000kcal消費すれば
基礎代謝で3400kcalを受け持つ感じになるか…摂取カロリー過多で破綻してるのが明白w

乗り込み期なら朝夜2時間づつ走るので4000kcalくらい消費できてたって思えば計算も概ね合う。そんな生活してるとまた絶賛オバトレモードに入ってしまうので取り合えず暴飲暴食をやめる事にする。

 

というかグラノーラやめたら一気に改善するんよな。
あと軽量化を図りたいわけではないし、体力が落ちるようなリスクは避けたい(またオバトレやだ!😢)あくまで節度ある食生活をストレスなく続けたらどの程度体重が改善されるのかという事を目的に取り組む。

当面は3~4000kcalくらいに落ち着けてどう推移していくのかを見てみる事にする。一か月で600gくらいづつ減っていけば良いかな?

 

というわけで今年はメタボ卒業を目指すぞ!

と、ブログを書いていたらいくぞーから差し入れの連絡が入ったので甘んじて誘惑に負ける事にするwf:id:kontaro0321:20190306113411j:image

最速ヒルクライマー5人が教えるヒルクライムトレーニング

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amzn.to

とりあえず前作を愛読した自分としては買わないわけにはいかないだろうと注文して、読み終わった。

kontaro0321.hatenadiary.jp


前作から内容は変わらず、強い人は裏技や近道を使ってきたわけじゃなく一番メジャーな方法を「継続」して強くなっている。
結局、才能云々というのは置いておいて、この「継続」がミソなんだと思う。

 

このトレーニングが効果的らしいという話を聞けば皆すぐにそれに取り組むだろう。でもそれが年間を通して継続できる人なんて1割いるかどうかだと思う。肌感の統計なので多分w

 

この著書の中で知識として参考になるのはダンシングのコツくらいなもの。あとは皆が良く知るLT走やSSTをメインにしているって印象。これを読んでメキメキ速くなるなんて事はないのよ、たぶん皆それを期待して買うんだろうけど。トレーニングは合う合わないがあるし、同じ事をしていても同じように強くならないからこそ頭を使わないといけない。悩まずに強くなった選手がいたらばそれは才能で、悩んで、汗をかかないと強く(速く)ならない。


そして相変わらず山の神はブレてなかったw


まあでも共感する内容は多かった。特にSSTは裏切らないという言葉が著書内にあるが、まさしく金言。

SSTは手っ取り早く強くなる一番の方法だと思う。ただし本当にそれが自分のSSTなのか、そこがブレてると意味がない。強すぎても弱すぎても効果が薄れてしまうから。

 あと調子が悪い時にもSSTは一番大事だと思ってる。オーバートレーニングに入るとベースが一気にガクっと落ちる。短時間の出力はそこまで落ちないけど、10分~30分のMMPは目に見えて落ちる。
一度下がったものは休めば戻るわけじゃなくて、再度上げ直す必要が出てくる。

マッスルメモリーじゃないけど上げなおすのは0を1にするより簡単。
そこで闇雲に高強度をやっても滞在時間が短い、LSDでは時間が途方もなくかかる。


だもんでSSTを軸にメニューを考えるのが一番だなと思ってる。このSSTを軸にってのが工夫のしどころで、当たり前に20分走をするだけだとおおよその人は飽きるし、完遂できない罪悪感でモチベダウンになったりもする。近々下書き保存でだいぶ寝かせたSST愛を清書しようと思うw

突然もう自転車に乗れなくなったら

今朝、何気なく更新されたブログを読んで回っていたら衝撃的な内容が。。。

rbrb.hateblo.jp

今年に入って自分も同じような状況で落車をしていて、同年代、家族持ち、諸々と共通点があってついつい感情移入してしまう。(圧倒的に違うのはmogさんの戦闘力は自分とくらべものにならない点)

 

詳細はmogさんのブログで見て皆に色々と感じてほしい。加えてmogさんの回復といつか競技復帰できる事を切に願ってる。

 

それに便乗して自分の落車の件もちゃんとまとめておこうと思う。

Twitterなんかではとりあえず落車した事と、その後の事については周囲の方々へ取り急ぎ伝えたものの何がどうなってというのは詳細に書いてなかったので自戒も込めて。

 

今回の落車の原因はトレインの先頭を走る仲間の後輪と自分の前輪がハスった為起きた。これは夜走っていたからとか、高速で走っていたからではなくて、グループで走っていれば誰にでも起きうる。

 

ラストスプリントに入る区間で先頭は少し疲れたのと、早く先頭交代をしたいという動きが見られた。本来であればそこで先頭に出るべきだったが、スプリント前に脚を温存しておきたいという欲が出てホイール同士をかぶせる形で速度を緩めていた。

後ろから誰か飛び出せばそこに飛び乗るつもりでの動きだったが前方への注意力が散漫になっていたようだ。記憶は結構鮮明でハスる瞬間タイヤを見てた。で、ハスったと思った瞬間ハンドルをコントロールしなければと思ったが思いのほか反動が強く一瞬で反対車線まで投げ出され、視界にアスファルトが飛び込んできた。左側頭部に衝撃が来ると身構えたがかなりの勢いでアスファルトに叩きつけられた。でもまあ頭が叩きつけられるのは初めてじゃないしなんとなく想像がついてた。

 

後ろから仲間の声が聞こえて「大丈夫か!?」と叫んでいた。意識ははっきりしていたが返事の声はうまく出なかった。早く車体を回収して歩道に避難しないとと思ってバイクを持ち上げる。そのまま自分で歩いて歩道へ。

まあ先ずは座れと即されて座る。左側頭部の衝撃具合を確かめようとヘルメットを脱ぐと中の発泡スチロール部分が割れていた。各所に小さいヒビが入っている。かぶっていなかったらと思うとゾッとする。

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仲間にライトで顔を照らされ、気持ち悪くないか聞かれる。徐々に脳震盪のグラグラ感が来た。顔色が悪いと言われたがそれはライトで照らされて色が飛んだだけだろう。

車体の状態を確かめるとSTI、ステムがずれている。アーレンキーさえあれば調整可能なレベル。ホイールを回しても大きなフレは確認できない。チェーンは落ちていたが戻せば変速も問題ないようだった。

 

脳震盪も落ち着いてきたので自走で帰ろうと思ったが、病院に行くべきと強く勧められた。で自走も危険なので救急車を呼ぶことに。

 

救急車で運ばれるときに懸念されるのはバイクをどうするかだ。鍵があれば近くに一時的において置き後で回収に来るとなるが鍵は持ち歩いていない。

皆がいったん帰って車を持ってこようかと言ってくれたが話がまとまらないまま救急車へ。救急隊員の方の粋な計らいでホイール外せるならロードバイクも積んでいこうか?となりお言葉に甘える事に。皆には帰ってもらい、落ち着いたら状況を報告する事にした。

 

ただ病院へは誰かに来てもらわないといけないので嫁に電話をした。生後半年の次女のごはんを済ませ寝るところだった。長女はしっかりしているが二人を連れて迎えに来てくれというのはだいぶしんどいなと思った。とりあえず落車した事と病院に搬送されている事だけ伝えた。

次に実家にかけた。母ちゃんは風邪で寝込んでいるとの事で弟にそのまま電話したが不通。さてさてどうしようと思ったら母ちゃんから再度電話があり、弟が帰ってきたので向かわせるとの事。助かる。

病院ではCTを取り、肘の腫れはレントゲンを進められたが痛みはないと辞退(後にヒビが入っていた事が判明)。問診を受け待機。親族が到着したら同席で説明を行うとの事。


そうこうしてたら嫁から保険証とお金を託された弟はかなりムクれた感じで病院に現れた。これからアイドルのDVDを見ようと思っていたのに邪魔をされたと言っていたw

弟の機嫌が悪い時は好きな事をしゃべらせておくに限る。どうでもいいアイドルの話を帰りの車中ずっと聞かされた。こいつは一生結婚しないだろう。

お医者さんの話は、CTで脳に異常なし、骨も血種もなし。あとは擦過傷と打撲。頭は怖いので48時間は経過を見て異常があれば病院へとの事。その時はどこも痛くないし、腕も首も全然動いたが、翌日以降全く動かなくなった。

2日ほどで徐々に回復したが当日はアドレナリンだかのせいで痛みを感じないってのは事実なんやなーと実感。頭痛はあったものの、ジャージをはぎ取られた状態で待機してたので寒かったわけで、それで風邪っぽくなったんじゃないかと思っている。。。

 

そんなこんなで帰宅。夜練のメンバーに無事を伝え就寝。長い一日だった。

 

後日談だが、だれが迎えに行くかを実家で話し合っているときに母ちゃんが嫁にこんな騒ぎ起こして、キツく怒らないといけないよって言ったらしい。嫁は本人が一番わかっている事なので、とだけ言い、自分には何も言ってこなかった。母ちゃんから聞かされた時に危うく泣くところだった。

 

ツラツラ書いたが、この趣味はいつでも命に係わる事故を起こせるものだし、一瞬の不注意からまた乗る事ができなくなるかもしれない。そういう事がないように今一度気持ちを引き締めて、健康で長く楽しめるようにしていきたい。そう思った朝だった。

 

 

 

人生初めてのフィッティングを受けてきた

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自分の周りにも最近になって突然リトゥールを受けたって人が数人出てきたりしてるので旬な話題なのかも。

 

もともとポジションに悩んではいなかった

今のバイクのポジションってどう?って聞かれたら乗り込んでいる人ほど別に可もなく不可もなくみたいな返事になるんじゃないかしら。自分もセルフフィッティングで約1年半ロードバイクに乗っているわけで、体の故障自体はない。一度ハンドルを高くして滅茶苦茶遅くなった失敗はあったが、それ以外は微調整を繰り返しながら、常に今がベストなポジだろうと思ってやってきた。

 

セルフフィッティングの答え合わせを

今回フィッティングを受けたのは自身の判断が正しいのか確認も兼ねて受けた。インフルかもしれないけど風邪かしら?って病院に行って風邪ですって聞きたい…みたいな心理wわかるかなー?それであってますと言われたらなんの迷いもなくなるでしょ?それが欲しかった。

 

結論。

速攻でポジションまるっきり違うものになった。サドルは大きく低く、下がり、ハンドルは高く、前傾は浅く落差はほぼなくなった。

あまりの乗りやすさにママチャリに乗ってるかのようなアップライトさを感じてしまった。

 

これは考え方によって異なる部分なんだろうけど、自分はロングライドをしないのでピーキーなポジションにして20km程度の短距離走(クリテ)に特化した形を目指していた。ただ指摘されたのはレースでもサイクリングでも乗り方は変わらないという事。ピーキーにして視野を下げてしまうと落車時の判断やコントロールに支障が出るし、楽にバイクをコントロール出来たらそれだけ推進力に力を転換できると教えられた。

後は理論を教わるんだが、自身の考え方と一致していてそれが信頼に変わり、この人の言う通りにしてみようと思えたのも大きかった。

まるっきり違うポジションに戸惑いはあったが、失うものは何もないとゼロから積み上げようと思った。フィッティングはゴールではなくスタート地点を確認する為のものだ。やって終わりではなく、積み上げ改善してまたフィッティングを受けてポジションを変えていく。


新しいポジションはどう?

よく聞かれるが、最初は今までケツとハムを一切使っていなかった(使えていなかった)のもあって筋肉の疲れは今まで以上だったwでもなんかロードバイクをイチからはじめたような感覚で楽しかった。
スタートと目的地が整理されたので後は乗って経由地をしっかり抑えながら積み上げるのみ。これがセルフフィッティングのままだとトライ&エラーを繰り返し戻っては進み戻っては進みとなるわけだから、地図を貰ったような感覚もあって楽しいのだろう。

 

何が正解かは続けて結果を見ないと誰にもわからない。失うものもない、フィッターを全面的に信用できる、拘りやプライドは捨てる、そういう人にならフィッティングを進められる気がする。(例えばパーツを頻繁に交換するような人は向いていないと思う)

次回は夏にリフィットに行く予定。その時までにしっかり体を仕上げておかないとというモチベでいっぱいだ。

今話題のエアロロードバイクは本当に良いのか

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待ちに待った試乗会!晴天。気温もちょうどよい。風は若干あるがエアロロードを無風の時に試してもよーわからんだろうと思うので絶好のコンディション。

 

今回試したのは時間の都合で三台

キャノンデール システムシックス
スペシャライズド ヴェンジ
スペシャライズド ターマック

 

いずれも話題のディスクブレーキ車だ。

以前同じくDBモデルのマドンとエモンダを試乗した事がある。
その際の感想は今のチャリの方が良いという散々なものだったので正直あんまり期待してなかった。

 

□各バイクの雑感


キャノンデール システムシックス


最初に乗ったのもあって、軽さに驚く。自分の586より確実に軽い。ギアも50がついてるんじゃないかと思うくらいクランクが軽く回る。乾いたような硬さでシャキシャキしている。登りはダンシングでスイスイ上がれる。ハンドルはブラケット部が狭く、下ハン部が広くなるオリジナルのものだったがこれがすごく良い具合の寸法でかなりしっくり来た。下り始めるとどんどん加速していく恐怖が。ブレーキはディスクだから効く…とは思わなかったが乗りなれた586のがコントロールしやすいなというのが本音。平坦区間は横風の煽りに64というハイトのホイールは怖さを感じた。平坦は586より+2km/hくらいかな…可もなく不可もなく。


スペシャライズド ヴェンジ


試乗車の54サイズはノーマルステムのノーマルハンドル。ハンドルは普段400を使用しているので420で広く感じるが登りのダンシングでは振りやすくて良い。システムシックスの後だと若干登りにヌルさ(ペダルを踏んでる感触が軽い?)を感じる。下りは先ほどと違って怖さがない。速度を感じさせない重心の低さと衝撃吸収性。平地では風の隙間を走ってるような感触があったがこれはプラシボの範囲かな?wこちらもロバールCLX64だったので横風は食らうも重心の低さもあってシステムシックスより怖さがない。エアロポジションをとると一番しっくり来た。

 

スペシャライズド ターマック


一番期待していたバイクである。乗ってみると軽い…が、ベンジより劇的に軽いというわけではない。登りはダンシングでスイスイ。ここまでは今までと同じ。ただベンジで感じたヌルさは薄まっててシステム6ほど乾いてないけど硬さはあるのかな?という印象。正直今まで乗ってたロードバイクって感じが強い。エアロロードはなんか別の乗り物な感触があっただけに感動は薄目。反応が抜群に良いわけでもない感触。難しい。


□数字で見る実際の結果


肌感で感じるものはその時の乗る順番で変わるかもしれないという事で登り(900m、平均勾配6%)の結果で比較。すべて8割程度の力でダンシングの割合も近しいと思っているがパワーメーターもつけていなかったので心拍の上昇具合で見てみた。

 

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結果、最大心拍を見るとベンジがちょっと頑張ったのかな?ぐらい。ただ上昇で言うとそんな差異はないかも。体感速度ではシステムシックス>ターマック>ベンジだったが真逆だったw


スペシャライズドは優秀なのか?


結局スピード出してる感じがしないのに速いって事はそれだけ安定しているんだろうし、車体コントロールに余裕があるのでもっと攻められるのかなという感想。なにが違うのかスペシャの営業さんに聞いてみたらばBBハイトじゃないかととの事。

各社のジオメトリ(BBドロップ、BBハイト)はこちら。(54サイズ)
キャノンデール システムシックス…72、269
スペシャライズド ヴェンジ…72、268
③トレック マドン…70、不明
④LOOK 586…70、不明

参考までに
⑤ベンジ vias…69、272.5


viasに比べると下がってるけどそこまでの差がなかった。となるとタイヤの差もあるかもしれぬ。システムシックスは23c(かつ安いタイヤを履いていると耳にした)、対してベンジは25cの差もあるのかもな。

 

話は戻るがBBハイトはターマックもベンジも共通だそうだ。これはルーベで得た良いところを各車に反映させたそうで、そういう良かった部分を次に次にと繰り返していくことで良いものを作り続けているとの事。

キャノンデールはそういう部分では今回全く新しいものを創り出すという意味で色々冒険している感があったのかもしれない。システムシックスは悪いバイクではないが完成度でいうとベンジに軍配が上がってしまう。

マドンはスペシャのようにドマーネの良いところを反映させようとして重く、ヌルくなってしまった。(ヌルさの原因はホイールにあるのかもしれないが…)

 

□結論


今回試乗して即欲しいとはならなかったが、それでもかなり好感触だったのは間違いない。帰りに586に乗ったらギコチなさすぎて違和感しかなかった。まあ適正サイズに乗った後、ワンサイズダウンしてるせいかも。軽さも明らかに試乗車だった。そりゃそうか100マンを超えるバイク乗って大したことなかったら誰も買わないわね。いずれにしてもエンジンを鍛える事には変わりはない、と。機材スポーツだけど機材が高価でなくても速くなれるのが面白いところ。