人生初のレース『石鎚山ヒルクライム』

昨日参加した人生初レース「石鎚山ヒルクライム」についてダラダラと思いのままに書きなぐってやろうと思う。
 
早朝3時起き、前日9時に寝たとは言えなかなか布団から抜け出せない。
とは言えグズグズしてる時間もないので身支度だけ済ませて車に飛び乗る。
こんなこともあろうかと荷物は前日にすべて車に積み込んだ。
 
高速乗り口前のコンビニで腹ごしらえ、開場付近のコンビニはオニギリ全滅するってイベントあるあるだと思うので余分に購入。(これは6時半頃食った)
 
深夜高速ならぬ早朝高速。誰も走っていない。
 
松山ICでおりて33号線を走っていると他の車がチラホラ、みんな参加者なんだろうなと勝手に親近感。
5時半ごろ、久万高原町役場面河支所へ着くとひでさんの隣に偶然駐車し合流。急いで受付。ゼッケン、計測器(レッグバンド)、参加証など受け取って誘導に従い駐車場へ。
 
 
空がようやく明るくなりはじめて、青空と雲が薄く伸びてる感じ
ただ気温は低い。長袖のシャツ一枚では肌寒い。
 
 
 
 
しかし、どうやら雨は降らなそう。濡れた路面が怖い自分としてはナイスコンディション。
 
駐車場でとくちゃんやひろしさんと合流。
8時前に皆でおもぐふるさとの駅までの5~6kmアップがてら自転車で移動。
やっぱりガチな人は駐車場でローラー出してアップ。
(自分は持参したものの3本ローラーを恥ずかしくて出すことはなかった)
 
んで、会場では愛媛STRAVAの方々やかずきさん、きみへろさんと合流し談笑。
皆全然緊張してない様子。自分は心臓が口から出そうなのに…やはり自分は小物だ。
 
完全にガチガチな私の様子。(ベロ出してるやつ)
 
 
ゴール(山頂)受取の荷物は8時までなのでウィンブレとインナーを送っておいた。
例年通り下りは寒いだろうと思ったのだが今回の天候は山頂でもいい意味で裏切ってくれた。
 
スタート預かり荷物で携帯、財布なんかを預けてレースモード。
開会式の内容は一切頭に残ってない。
 
四国のてっぺんコース、MB・女子、10~20代、30代、40代①、40代②・・・と5分おきに
スタートしていく。
 
正直四国のてっぺん組がスタートしたらどんどんスタートしていくのであっという間に
自分たちの番。
 
早々に並んでスタートの場所取りが大事だったらしく、愛媛STRAVA走行会でお世話になったごーさんといずみさん、かんのさんの間に紛れ込ませてもらう。
 
スタートと同時に40km/h前後まではスムーズに上がる。けどドラフティング無賃乗車組と
してはイマイチスピードが物足りない。
 
どうにかならないかと思ってたら香川のチームさんが颯爽と現れ集団をスピードアップしてくれる。
4kmの平坦区間はあまりタイムを稼げなかったが、代わりに脚は無傷で登りに突入。
 
レースのアドレナリンなのか真っ白になって何も考えられないのかとりあえず先頭についていく。次第にMBや女子選手、10~20代選手が降ってくる(相対的にそう見える)
 
斜行で落車なんてゴメンなので後方にバイクが来ていないか確認しつつかわすが、
これが地味に効いてくる。
 
徐々に中ダレしはじめたところで後方から数名の追い上げ集団が登場。
横目で見送ったら集団のなかにかんのさんがいた。
 
完全にやられた。
 
初レースということもあり本当に自分の走り方が下手だと思い知る。
前方に人がいたら抜きたい、くっついて走るなんて邪魔くさい、
とりあえず終始非効率的な走り方をしたせいで第一ヒートは31:27。
ラストはスパートかけれた所だけは自分を評価。
 
試走が35:00前後だったのを考えれば上出来。
 
休憩区間でのんびり水を飲み、他メンバーを探す。
だいたい一通り声をかけたところでひろさんからスタートのお誘いが。
 
皆で出るのかと思ったら(のもとさんとか…)ひろさんと二人っきり。
これは完全にハメられた。
 
ひろさんと走るとスタミナのタフさ、ハートの強さ、地脚の強靭さに心を折られる。
案の定、滝の展望台みたいなところで引き離され出し、そのまま追い上げられず千切られる。第一ヒートは同じ31分台だったがこれで物理的にひろさんに完敗した事になる。
 
ただ序盤はひろさんのペースで進んで稼げたのか試走の時よりだいぶタイムが良い。
しかし残り3kmあたりから次第に脚がついてこなくなってくる。
 
ゴールまで2km地点くらいからゴールのほら貝の音が聞こえる。
気合を入れなおし1kmを超え、残り500mでスパート。
大した加速は出来ないが一滴も体力は残したくないし、やらないで終わりたくない。
 
そんでゴール。
 
サイコンに目をやると28:15くらい(正式リザルトは28:29)
ってことはギリギリ60分切り達成か!?(正式リザルトは59:57でギリギリ達成)
そう思ったら身体の奥からよくわからん感情がブワっとこみ上げてきた。
 
ってなったところでもう急に疲れがどっと来るわ、感極まって涙ぐんじゃうわ(大したことじゃないのに)フラフラしたが立ち止まり足の計測バンドを外してもらう。
 
余韻に浸りながらふらふら進むとひろさん、にゅうさん、かんのさんが座ってるのを発見。とくちゃんやひでさんひろしさんも合流し各々の出来を語り合う。
 
 
 
 
皆60分切りの手ごたえありの中、にゅうさんだけダメだったーと嘆く。
この後下山してリザルト発表を見たらにゅうさんは59:20だかで自分より全然速かった。
思わずにゅうさんに肩パンしてしまうくらい悔しかった。
 
ここ1週間~レースが始まるまでずっと60分を切れるかそれだけが頭の中の99%を占めてた。レースが終わって60分切れてたら今度は色んな人に負けたって事が悔しくなってきた。
 
欲張りかもしれないが、やるからには勝ちたい。
勝つの意味や度合は都度変わるが、今は誰よりも良いタイムでゴールしたい。
 
この半年思い返せばあっという間で、ダメダメだった最初の自分からすると奇跡の大確変的成長だと感じているが、まだ成長確変が終わったとも思えないし、更に速くなる自信しかない。
 
次の石鎚山ヒルクライムまで残り365日、徹底的に自分を追い込もうと帰り道県道をさんざん迷いながら一人でそう思った。
 
 
大会リザルト