こんたろーのガチンコ遠足 五色台グランドクロス編

四国は香川には五色台という500mクラスの山があり、そこを4方向のルートから十字に上る儀式をグランドクロスというらしい。香川のクライマーは成人式と同じように通過儀礼としてグランドクロスを行うといわれている(言われてない)。

 

今回の参加者(HENTAI)

そんな面白そうな事は一度経験しておいて損はないはずだ!だけども一人で行くのも寂しい。知り合いの脚に自信のある兵たちを招聘しガチンコレースしながらグランドクロスを制覇しようじゃないかという今回の企画。集まったのは曲者ぞろい。Cyclesizeからはクライマー勢の「ジュラルミンメンタルことトクちゃん」、「気持ちは常に超前傾のピノさん」、「某変態イベント参加表明のまちゃのすけ」、「紫色を愛し愛された王子ことようちゃん」、「走る戦闘民族サイヤ人の生き残りクボタドール」という精鋭。

対して、チーム外選抜は「ケイジ塾塾長けいっちパイセン」、「地脚モンスターしょうへいさん」、「Mr.フィフティーマッスルことキムラさん」、「東予夜練の最終兵器コウノさん」、「ショウヘイさんの幼馴染シオジさん」の面々。

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朝から事件は相次ぐ

最近は寒波の襲来がひっきりなしでこの日の朝も車に雪が積もっていたりする気温w松山や今治方面からの参加者は高速が全面通行止めで集合時間に間に合わないとの事。トクちゃんは一番影響が出ており、先に出発をして昼食場所で落ち合う事に。

 

HENTAIが集まると巡航速度もしんどい

風も強く影響が少ない道を回って五色台まで移動する事にしたので地元のよーちゃんに先導してもらう。ただ早々に移動速度は40km弱出ており、登りでは若干遅れもチラホラ出始める。なんとか緩めつつ目的地のうどん屋で舌鼓をうつ。写真がないのはガチンコ遠足気分で浮いた感情も出て来なかったという事でwいやでも美味しかった。

 

五色台1stラウンド前のプロローグ~個人TT

五色台手前のミニストップで地図を確認し、角を曲がったら計測開始と確認。よーちゃんの案内のもと角を左に曲がった瞬間クボタドールが魂のアタック。ガチ逃げ作戦に出た。これが裏目に出たw道の間違いにすぐ気づいたよーちゃんが呼び止めようと思っても飛び出したメンツは追い付かれまいと走っているので声も届かないw結果、自分たちでこれ違うんじゃねーか?ってなるまで走り続けるハメになった。このプロローグでクボタドールはスタミナの半分は消費していた。

 

今度こそ1stラウンド(白峰寺ルート)開始

西側から登るルート。10kmで450m程度登る感じ。早々にけいっちさんがダンシングでアタック。数人がすかさずマークする。斜度がなかなか緩まないのでしびれを切らしたこんたろー(私)がアタック。単独逃げに成功。しかし数分もたずW管理をしっかり行ってるけいっちさん、ショウヘイさんの二人に捕まる。開始2km程度だったが350wでバカみたい踏んだ脚はもう残っていなかった。淡々と登る二人のペースから次第に遅れ始め3kmあたりでは30秒以上離されてしまった。そこから背中が見える位置をキープし回復を図りつつ、二人がヘバるのを待ったが逆にペースが上がってるんじゃないかという感じで最終的に見えなくなったw逆に後ろからよーちゃんが迫ってきてたのでなんとかゆる斜面で逃げてフィニッシュ。ステージ優勝はショウヘイさん。

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2ndステージ(根香寺ルート)は延々坂。

1stとは違って距離は5km程度しかし登る高さは同じなので自然と斜度があがる。このルートは一番無慈悲だった気がするw休む箇所が終盤のみなので延々とキツめの坂を駆け上がる。このステージはスタートから一気に勝負をしかけたけいっちさんをショウヘイさんが間髪いれずにマーク。1stの経験から序盤を抑えようと思った自分はここで終了。最後まで二人を捕まえる事などできず、最後はショウヘイさんが逃げ切りステージ2連勝。このステージで本領を発揮したのがキムラさん。モンスター二人が揃って、このコースはキムラさん向きというだけあって早々にゴールへ。激坂で斜度変化ないとマッスルシッティングで走り抜けるそうw

 

3rdステージ(鬼無ルート)は皆お疲れ気味

ここまで来るとちょっと疲れも出てるし寒くてハンガーノック気味になってくる。それでもペースが落ちないモンスター二人。序盤こそ抑えてたので着いていけたが次第にアタックがかかり気付けばけいっちさんが逃げの体制に。ショウヘイさんが追うもこのステージはけいっちさんに軍配。わしは安定の3位。ゴールでキムラさんがハンガーノックとなり4thステージは棄権。コウノさんも棄権という事で先に下山していただく事に。

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4thステージ(スカイライン

このコースは長い。そしてアップダウンが連続する。下りながらけいっちさんの目が輝き始める。自分も勝機があるならこのステージだな…と思った。序盤数キロはけっこうな斜度を延々と上がる。下りながらこの斜度はみんな抑えて走るよな、と思ったが、この思考回路ではけいっちさんにヤラれる!と途中で気付いた。案の定スタートと同時にアタックがかかる。ショウヘイさんと自分が反応。ショウヘイさんは序盤ステージでの消耗もありけいっちさんとの差が縮まらず。なんとか下り区間までに追い付いて…と思うがその辺りの狙いも全部読まれてて気付くとけいっちさんは30秒程度先に…ショウヘイさんが追うも吹雪の中でまともにけいっちさんを目視出来ない(;´Д`)最後まで単独逃げ切りでけいっちさんのステージ2勝目。終盤なんとかショウヘイさんをかわしたがステージ優勝無というさみしすぎる結果に終わった。

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 海沿いに出るので景色がグンバツだった。

 

復路本当の地獄はここからだった

頂上で皆ゴールしたのち、早々にくだる。しかし時すでに遅し。道には雪が積もり、積もってない箇所もびしょびしょのウェット状態。なおかつ雪が横殴りで目を開けているのもつらい。。。下りなのに10kmくらいまでブレーキで絞ってソロソロ降りる。10kmのコースを3~40分かけて下ったんじゃないかしら?そこからも駐車場まで50km程度の道のりを吹雪のなか延々走る。靴は浸水しつま先は痺れ、グローブも浸水し指先の間隔はない。泥水をあびまくった全員のウィンブレとヘルメットは悲惨な事になりそれでも絞り切った身体でなんとかゴール。予定時刻を大幅に超えてしまったがご愛敬。こんな過酷な遠足もうコリゴリだと言うのかと思ったら皆次回は春だな!とか言ってるので本物の変態どもだな、とw参加者の皆さまありがとうございました。そして終始先導をしてくれたよーちゃんまじ神!

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