最強ホビーレーサー6人が教えるロードバイクトレーニングを読んで

 

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プロが書いたトレーニングプランは時間を潤沢にロードバイクへ投資できるからこそ成立するので、われわれ普通のサラリーマンホビーレーサーにはどうも参考にならないケースが多い。本著はホビーレーサー自身が書いた、ましてやトップクラスのホビーレーサーが書いた本なので期待は高まる。トレーニングの裏技みたいなものを期待してamazonで即予約し3/26に着弾。一気に読み進めた。

期待を裏切る内容

先ずは斜め読みで一通り読んだが、購入前の期待を大きく裏切る内容だった。トレーニングの内容に特別なものはない。むしろ強い人たちほど基礎やモチベーションのキープを大事にして取り組んでいる印象を受けた。速い人は速くなる特別なトレーニングがあって、実は大リーグ養成ギブスつけてますとかね、、、あったりするんかなと夢見てましたが全くないwww

 

速い人達が口を揃えて言う事

それはLSDの重要性。彼らの言うLSDは30kmちょいの巡航を指すのですぐに鵜呑みには出来ない部分もあるがw基本は強度を上げるよりロードバイクにまたがる時間だと。これは一番意外だった。同じサラリーマンだからこそ平日は仕事に忙殺されて、週末も家族サービスに追われて時間効率重視のインターバル練を行ってるんだろうって思ってた。もちろんインターバルトレーニングは時期や頻度を各々定めて行っているという前提だが、ベース部は走り込みなんだという事。

 

月に2,000km走るという事

Twitterでも速い人達が声を揃えて言うのは月に2,000km走れと、それを3か月継続出来たら見違えるように速くなると。同じことを本の中でマツケンさんも言っていた。強度は高くなくても良いからペダルを回す。強度がないからTSSもツノがたたないので休息日を減らせる、フォームやペダリングを考える時間をしっかり取れる。実走だけではなくローラーも含めての距離でも可との事。本書から逸れるがツールドおきなわの王者高岡さんもレースまで月3,000km走った話も以前あった。恐らくこれが万人に共通して効果のあるトレーニングなんだろう。

 

これからのトレーニングを見直し

最近はL5やSSTを中心としたインターバル5分走or20分走がメインだった。このトレーニングを否定するわけではないし結果もちゃんと見えてきているので継続しても良いのだが…低強度の距離乗り込み型に転向したいのにはわけがある。それは冬に増加した体重だ。去年の夏65kgまで落ちた体重は71kgまで増加。単純に乗る時間をぎゅーっとした分、糖質をガンガン使って脂質は貯金している状態なのかなと。有酸素運動をしっかり時間を使って行ってFTP向上と体重減少を狙う。その上で夏のハイシーズン前から強度をまた戻していければ良いのかなと思っている。今結構乗り込んでいるつもりだったがstrava上では月平均1,200弱km程度。このままダラダラしていては今年もあっという間に終わる。限られた時間を大切に使いたいと思ったこの頃。