石鎚山ヒルクライムで一時間を切る為に

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今年はエントリーを見送った身なわけだが、去年は59分50秒台と奇跡のサブ60を達成した。その時の感覚と経験から今年の出場者にちょっとでも参考となれば。

 

1.コースについて

第一ヒート(11km)と第二ヒート(7.4km)と2ステージ制になっており中間ポイントの計測外区間で休む事が出来る。第二ヒートは距離は短いが斜度が上がる。おおよそだが第一ヒートと第二ヒートはほぼ同じくらいのタイムに落ち着くと思われる。そうなるとどちらも30分を切るタイムで走るというのがサブ60の必達条件だ。

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まずスタート直後の序盤4.8km(面河関門まで)はほぼ平坦である。ここで脚を使わずタイムを稼げるかどうかは後々響いてくる。まずスタートしたら第一集団の中に潜む。集団走行に慣れていないと後方へ位置取りしがちだが結構千切れてくるのでその都度出力を上げなければならないのは無駄だ。風除けの恩恵を受けつつ平坦は無理せずこなす。これが第一ポイント。

次に斜度が緩々と上がり始めるがここからは先にスタートしたマウンテンバイクや女子カテゴリーの方がワラワラいるので無駄に体力を使いたくない。ゴリゴリ上っていく人を見つけたらツキイチで上る。追い抜きの都度後ろを確認しなくていいので結構楽になる。第二ヒートもあるので最後スプリントをして脚を終わらせたりしないように注意する。心拍ベースでサボりすぎずキツ過ぎずを注意してこなす。

計測外区間は確か20分以内に出発してねという話だったが、そこまでしっかり管理されてはいない。ただ休みすぎると心拍が下がるし、脚は固く重くなる。なのでトイレと軽く水を補給したら5分程度で出発すれば良い。ここであわててジェルを飲んでもゴールする頃に吸収されるのであんまり意味がないと思う。気持ちを後30分の戦いに切り替える。

第二ヒートは下り終わりから始まり、いきなり上る。あんまり斜度が緩む印象もない。もっともな攻略方法は思いつかないが、7.4kmしかないのでどこからスパートをかけていくかだろう。最後にほら貝の音が聞こえるとゴール間近とわかり気持ちがぐっと楽になる。

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2.トレーニングについて

久万ヒルのように延々上るわけじゃないので基本的に30分のインターバル2本で良いと思う。30分踏んだ後、すぐに回復させて30分全力で踏めるという事が大事。60分踏み続ける持久力はいらない。新居浜在住の方には大栄山の区間でいう川又までの区間を一日二本走るというのが効果的だと思う。もっと短い強度の高いインターバルも大事(乳酸処理的に)だと思う。逆に長いのぼりの練習は不要とも思う。30分でオールアウトしないギリギリのペースを見つける事、未計測区間での回復力を高めておくこと、あと付け加えるなら平坦区間でしっかりドラフティングするスキルもつけておくことが求められる。


3.前回気付いた点

・スタート時に水はボトルいっぱいにしない

給水所で水は補充できる。暑くて水を飲んだりかぶったりするかもとフルで持っていったが使う事はなかった。

 

・ゼリーやジェルなどの補給食を持っていく

これはスタート直前に食べておく。すると後半戦で吸収されてくるので良いだろう。上にもってあがる必要は全くない。

 

・スタート時間から逆算してエネルギーを

スタートが9時30分なら6時頃までにおにぎりとか食べておく。でスタート直前にジェル。直前に固形物を食べると酸素とエネルギーを消化に奪われるので注意。