今のトレーニングが効果的なのかどうか見極める指標
人によってトレーニングの成果を図る方法は様々だと思う。例えばある区間のタイム、FTP、MAX出力、、、なんとなく漠然としていたり、長期的に向上させていく数値だったりするので今のトレーニングの効果が出ているのか否か判断し辛い。
最近STRAVAもトレーニングサポート的なサービスを始めているのも興味深い。ただ本来はコーチングできる人にデータを渡して解析してもらうのが一番なんだろうが、自分はそんなお金あるなら補給をケチらず行いたい(そのレベルで金がない)
そこでフリーソフトのゴールデンチーターで検証してみる事にした。
定量的なデータを見たほうが間違いないだろうとパワーデータを取り出した頃からのグラフを見ていきたいと思う。
1.有酸素能力 AerobicPower
背景に青く色付きグラフとなっているのがTISS(この場合有酸素運動におけるTSS)。2000km/月走をしていた4.5.6月あたりが盛り上がっているがそれ以前のトレーニング量の貧弱さを実感。折れ線グラフは5.10.20.30.60分のMAX出力となる。この折れ線グラフが右肩上がりならどんどん強くなってるんだろうがそう簡単に強くはならないという事がうかがえるw
その中でも6月頃にピークが来ているように見える。有酸素系のトレーニング量が増えた効果ともとれる。そこから2000km/月走を中断して下降気味。こういうのは波があるもんなのか、それともトレーニングの継続で維持出来るのか検証が必要だ。
2.無酸素能力 AnaerobicPower
先ほどと同様に背景赤色が無酸素域のTSS。直近数か月で無酸素域のトレーニング量が一気に増えている事がわかる。折れ線グラフは上から1.10.15.20.30.60秒のMAX出力だ。無酸素域のトレーニング量にあわせて1~20秒あたりの出力が向上しているのが読み取れる。わりとTISSと近い動きをしているので、無酸素能力はやれば即効果が出るが、やらないとすぐ落ちる…という事が言えるのではないか。一般的にオフに有酸素、シーズン中に無酸素トレーニングを行うというのはこういう事もあってだと思った。8月末をピークに下げてるのでトレーニングを見直そう。
3.まとめ
やってるトレーニングが正しいかどうかまでは判断できないが、今の自分がどういう状態かを見る事は出来そうかなと。せっかくデータを収集してるのに役立てない手はない。あとは数字やデータは見る人が思う通りに解釈できる性質もあるので振り回されないように体の声とちゃんとリンクしているかチューニングも必要だとも思う。