ヒルクライムにおける最適なケイデンス

 

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雑誌なんかではどうもセグメントしたがる傾向があって、そういうわかりやすい最適解を皆求めているんだなーと思う。ただコースレイアウトやライダーの体重、スタイルを前提として考えないといけないやろ、とブツブツつっこんでたんだが、それならば論より証拠と検証してみる事にした。というわけで先日の大永山サミットでわかりやすいサンプルがいくつか手に入ったので見てみた。

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※90rpm以上を赤字とした。


TOP5以降は体重がわかる人をサンプルとしてピックした。70kg以上なんて兄貴と自分とともち以外いるのかよ?と思ったけどw(あとはMさんくらいか?)

パッと見の傾向的に体重に関わらずケイデンスは85以上がメイングループのようだ。わかりやすく体重が重いほどケイデンスが低く、軽いほど回すという仮説は全く当てはまらず。以前言われていた速い人は峠を85~95rpm以上で…という話は正しかったと言えるw

大永山のレイアウト的に16km以上の割と長丁場かつ勾配が緩い区間が多い事特徴がある。緩斜度を踏む為に5%以上の区間を回すという事なのかしら。5%以上の区間をダンシングで乗り切るタイプは30分以上の登りでは厳しい傾向があるともいえるのかな。

というわけで10分程度の峠でサンプルを比較してみた。

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サンプル数が少ないがもれなくケイデンスは90前後。勢いで押し通せてしまう距離でも皆自然とケイデンスが高くなるのか。これも体重で差異はないと思われる。


検証結果はあくまで仮説だが、ケイデンスは登りの長さや斜度に関わらず85rpm以上を意識すると良い。自分は重いのでケイデンス低くして踏み切りますって人もいるだろうけど、結局取り組んでないだけでちゃんとケイデンス練習すれば低ケイデンスよりもタイムが出せるんじゃなかろうか。

もちろんこれは登りに限った話。平地走やクリテは先頭交代のタイミング如何次第なところもあるので検証しにくい気がする。まあ思い立ったらやるかもしれんけど。