富士ヒル2019参戦記

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雲に覆われてしまった富士山を見ながら憂鬱な気持ちになってた往路。

 

エントリーした時は何かに絆されていたのか、なぜかヒルクラにエントリーしてしまった。エントリーの時に嫁に「もちろん優勝するんでしょ?」と言われた。もちろん即答で無理と言っておいた。

ヒルクライムレースというのはレースという名目だが、実際に順位を競い合っているのはごくごく一部の人間だけで、あとはタイムトライアルとして自分との戦いを楽しむもの、と思っている。
逆にロードレースやクリテリウムなんかはどんなにタイムが悪くても一番にゴールに飛び込めば良いわけで。これを嫁に説明したんだが全然理解してくれなくて困った。

とりあえずあわよくばシルバーを獲得できるだろうくらいの感覚でいた。ただエントリーしてからヒルクラアレルギーが発症して富士ヒルの情報すらもシャットダウンしてしまっていたw

・当日まで24km走ることを知らない(大永山よりちょい長い程度だと思ってた)
・コースレイアウトは出たとこ勝負(勝手に後半しんどいと思って温存してた)
・心拍とパワー管理してれば余裕っしょ?(実際パワーは見てない)

 

この舐めた態度でどうにかなるわけなかった。結果はシルバーから1分遅れブロンズリング。来年はエントリーしないが真面目に考えた反省点をちゃんと書いておく。

 

①ゼッケン番号をみてぺーサーを決める


今回は自己申告タイム通りのウェーブスタートとなっていた。前回は一見さんは後方ウェーブという差別があったので改善されていたようだ。しかしそこで問題なのは初心者と経験者が混在している事。初回参加者はゼッケンNo.の桁数が多かったので次回参加者は桁数の小さい参加者をペーサーにした方が良い。初回参加者にペース配分させるのは博打だ。緩斜度インターバルを繰り返してる人たちは皆初回参加者だったように思う。

 

②絶対的にトレインを組んだ方が速い


富士ヒルは激坂がない(と感じた)。キツイのはスタートから1合目までであとは緩斜面と平坦の繰り返し。かなり走りやすい。トレインが組めるなら絶対的にそっちのが優位になる。しかし緩斜度インターバルを繰り返す人たちによって集団がブレイクされてたので、賢い経験者は少数精鋭で1号目までに勝負決めてた印象。①と重複する部分はあるが、信用できる相手をいかにはやく見極めて協力体制を築けるか否かは重要。1号目までは多少無理しても後でちゃんと休めるコース設定なので行けるとこまでついてくってスタンスでも十分タイムは稼げるんじゃないかしら?

 

 

③各地点の目標タイムを貼っておく


めっちゃ基本やん!と突っ込まれるのを覚悟でwパワーメーターを指標にするとこのコースだとドラフティングでだいぶ休めてしまいサボりすぎてるのかもと不安になるのでパワーはあんまり参考にしなくて良いと思う。5号目付近だと空気が薄くてパワーが下がっちゃうし、それでも気圧が下がるので速度的には十分出てるしみたいな状況もあるんでね。目標タイムに対してどれだけマージンを稼ぎながら走れているか、遅れを取り戻すのに最小限の脚を使って走るとか…ね。

 

 

この三点を守れば実力以上のリングだって獲得は可能だと思う。獲ってない分際で偉そうな事言うなというクレームは堪えてつかーさい(´・ω・`)

走りやすいしせめて関西で開催なら来年も出ようってなるんだろうけど、毎年あの移動時間と費用を工面するのは無理だ…いや無理じゃないけどそれなら沖縄とかニセコに出たほうが楽しいよなって思ってしまうのよね。ほんと良いコースだし、嫌いじゃないんだけど。

 

そしていつもいつも思ってる通り、ヒルクライム耐性は向上していないまま。ヒルクラ力って言うと極端だけど、長く中~高出力を維持する独走力って言い換えると逃げやロングスプリントなんかで必ず必要になる能力だし、自分に一番欠如してるものだから今後もちゃんと山に登って克服したい。チャリに関してはあれもこれもと欲張りで居たい。

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とりあえずコンディションが過酷過ぎてスマホを持ち歩いてたのにゴール後写真を全く撮らなかったwなのであり物で誤魔化してる感が否めないw