バイクの上で過ごす時間=経験値なのか?

 去年の4~6月、8月と月間2,000km超の乗り込みをしていた。その当時の記憶では常に倦怠感はあるが走ると出力的に出ないわけじゃない、といった精神的な疲れがあったように思う。その乗り込みに効果があったのか否かと言われると明確にあったと思う。但し、これを延々続けるだけでは頭打ちもあるし、所謂LSDの割合も増える為、ある程度走力がついてからだと成長曲線が緩くなるのかなとも思う。やったことが無い人は一度試してみる事を薦める。

今年は量を減らして質を上げるようにシフトしていた。調子は緩く上がっていた感触はあるが、去年の方が走れていたなというのが率直な感想。数値的にというより相対的に。やはりある程度の乗り込みはいるのかもしれない。で、7月ロードバイク不在の時期にCTLは80まで下がりモチベも底まで落ちてしまった為、リセットされたものだとしてまた乗り込みを始めてみる事にした。

 

毎朝ローラーで1.5時間ほどメニューをこなす。これと通勤だけで週間400kmは達成できた。夜練は無しにした。家庭の事情的に19~21時という激戦区な時間帯に不在というのはそれだけで脱走兵みたいなもんだからね。その代わり21時には必ず眠るようにして4時に練習をしなくても起きる。このリズムを8月はひたすらしみこませた。生活リズムが整ったおかげか精神的な疲労も肉体的な疲労も皆無なまま一か月走り切った。完全休息は一日のみ。全然辛くはないが最大心拍が下がりっぱなしなので潜在的疲労は否めない。

 

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走り切ってみて去年との違いが距離に対しての時間だった。走行時間は明らかに減った。最低限の強度で毎日走れているから、というのは間違いない。去年は回復走だと言って朝50kmを20km/h台で走る事がほとんどだった。そういう走りを今年はしていない。

 

GCに取り込んで各滞在時間の比率を比較したのが下記だ。

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明らかにL1が激減した。L3以上で言うと今年は44%に対して去年は29%。想像していた以上の差だ。
それだけの強度でトレーニングし続けても疲労感は少ないのは、L1という無駄な時間の削減が大きいのではないかと思う。チャリにダラダラ乗るのは疲れる。でも距離ノルマを達成する為には乗らないと…というジレンマが精神的な疲労を加速させていったのではないか。あとは今年はローラーを活用してSSTメインに乗り込んでいる事も大きいと思われる。


実際にパワーとしては去年と比較してどうかという結果は下記グラフの通り。

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当時と使用しているパワメが異なるので比較自体あまり意味がない気もする。5s~1mあたりの短時間が若干下がっているのは両足と片足(左)の誤差か。(高出力時に左の比率が上がる傾向がある)
34さんのパーソナルの時にわかったけど左右で言うと左足の方が器用に動くらしい。サッカーをしていた時は左を軸に右脚を投げに行く事が多かったので右側は固定の意識が強かったのかな。まあそういう癖が自分にはあるので高出力だと左の効率が顕著に良くなる。
その程度の差なので優位性は見られず。


とりあえず8月でCTLが120まで増えたけど、結局この数値が高ければ強いってものでもないので、これ以上増やす事を目的にするより余った時間で何か別の取り組みを考えていきたい。