集団トレーニングの有用性

f:id:kontaro0321:20190911170545j:image

練習会と呼ばれるものを企画していつの間にか賛同してくれる人がどんどん増えて、それでも脚が合わない人は去っていく、それだけじゃないけど意図せず今は軌道に乗ってイツメン達と練習を行えている。
これは有難い事だと常々思う。一人で練習している時に練習相手、競い合うライバルがいたらと思い悩んでいた事もあったし、一人で練習する以上の効果が集団でのトレーニングにはあるからだ。

 

限界が更新されていく

一人で走るとやたらと数値が気になる。パワーがこんなに出てるからもうだめだ、心拍はレッドゾーンに入ったなとか…これ対人だとほとんど気にならなくなる。そんなの確認してる余裕があれば必死で食らいつき、勝負を仕掛ける。結果、ログを確認すると限界を無視したトレーニングが行える。自然にインターバルがかかるけど、これはレース感を養う上で重要な事。練習会で勝負を仕掛けずに最後まで脚を温存する練習もできるし、ひたすらアタックを繰り返して決まるタイミングを会得できるようになるかもしれない。

 

足の差があると効果は半減する

ただし、集団走は集団(一人じゃない)であるから意味がある。早々に千切れて一人で走る羽目になるなら、一人でSST強度を淡々と行っていた方がよっぽど効果があると思う。走力に差がありすぎると練習内容はヘロヘロになったけど最後まで根性だけで走りましたよ~ってなってしまう。文字にすると残酷だ。自分はそこそこ走れる方だなんて思いあがっていたら大抵伸びた鼻をへし折られる。ここでナニクソ根性で這い上がれる人か心が折れて自分より脚が弱い人と戯れるようになる人…これが大きな岐路かなと思っている。ある程度、脚が合う仲間もしくは練習内容が脚の差を加味したメニューになっている必要がある。

 

脚質がバラバラなメンバーだからこそ面白い

うちの練習会は平地専門(自称)の自分、ロードレース系の人、ヒルクライマー系など上手く分散されている。で曜日によって山なのか平地走なのか決まってるわけだけども、やっぱりヒルクライマーは平地練を苦手としている。それは逆に自分も山で地獄を見るって事でもある。得意なステージだけ、好きな事だけしてても伸びないと思っている。マーサルのヒルクラ能力がここ一年で表彰台クラスになったのは彼の才能もあるが、平地で重量級相手に心折れず毎週挑んでいる事も大きいと思う。

 

結局のところ、切磋琢磨してると自然と伸びる。ただそれで満足しちゃうのが危険だからよその練習会にも出稽古に行くし、草レースもやる。今の立ち位置を知って、伸ばした場所を確認する。それだけじゃなくてモチベをずっとキープする事は本当に難しくてそういう時に頑張ってるのは自分だけじゃないんだって実感させられる相手がいるってだけで全然変わる。凹んだ時に励まされるし、調子が良ければ褒めてくれたり、それはもう有難いものだ。今ある環境は当たり前じゃない。そう思ってまた練習会に行くわけです。

f:id:kontaro0321:20190911170639j:image