レース前のウォームアップについて

 

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シーズンオフな時期にこんな事を書く。まあzwiftなり、シクロなり、はたまたエンデューロやクリテは年中行われてるのでシーズンオフなんてのは自分のピリオダイズ的な都合でしかないんだろうと思ったり思わなかったり。。。


最近は車移動の際はpodcastSidebySideRadioを延々垂れ流ししてる。CXの情報も多いし、論文系や各レースの振り返りなど、競技的に自転車に乗っているなら面白いと思える内容ばかりだ。その中で最近呟いたウォームアップについて語られた回があったので紹介したい。

sidebysideradio.libsyn.com


ウォームアップって何?というそもそもの疑問。個人的には心拍をMAXの8割程度までレース前に上げておき、スタート直後の急上昇の負荷を軽減させるというものだと理解していた。西薗さんもその点について軽く触れていたが。今回の内容を整理すると下記の通りとなり大分認識と乖離していたなと思った。

 

①ウォームアップの時間は長くて20分

これは②にもつながる内容なので理由は省くが、メニューとしては下記の例を紹介していた。


 -Vo2Maxの50%程度を10分
 -短い(数秒程度)スプリントを数本
 -ダウン 5分程度

またアップはスタートの直前に行うものと考えていたが、アップ後の休息が必要で10~20分程度間隔をあけても良い。ただし筋肉の温度が下がらない様に寒い場合は着込んでおくなどする。


②目的は筋肉温度を上昇させる事であり、深部体温を上げてはいけない。

長いアップが駄目な理由は筋肉の温度は一定まで上がると発汗し調整されそれ以上上がる事はないが、深部体温は上昇し続ける。その時に脳が危険な温度だと判断すると運動機能を低下させ深部体温を下げようとする。なのでアップは深部体温の上昇がはじまる前(約20分程度)にとどめて、レース中も冷えた飲み物(radio内ではアイススラリーを紹介していた)で深部体温の上昇を抑えるというのがパフォーマンスを維持する為に必要になってくる。


③レース前に糖を摂取する事でスパイクによる糖の激減に繋がる。

西薗さんが現役時代に行っていたとして紹介されたのがジェルを飲み込まないで口に含んで吐き捨てるというもの。口に含む事で脳がこれから糖がたくさんくると錯覚してエネルギーを生産しやすい状態になる。吐き出す事で糖のスパイクにならず、良いパフォを引き出せるらしい。海外選手のなかでは割と良く知られてるらしく、カンペナールツがアワレコを行ったときにレッドブルを口に含んで吐き出していたという行動も紹介されていた。

 

今度のCXレース前に試してみようと思う内容だったので忘備録も兼ねてまとめた。Side by Side redioがもっと普及してコンテンツがどんどん増えたらいいなーと思う今日この頃でございます。

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