阿波シクロ参戦!
こういうのは記憶が鮮明なうちに書くのが良いんだけど、ロードと違ってシクロクロスはずっと酸欠だし記憶が常に曖昧。
下手に振り返ると自分の記憶を美化しがちなところが厄介。自分が思うほど大した事してないという現実を忘れがち。
ちらほら動画が上がったりしてて薄っすら残った記憶の残滓を救い上げながら書く。
当日は曇り。前日の夜から降り続いた雨はしっかりと沼となってコース上に君臨してた。
7:28現在の阿波シクロのコース状況です。現場からお伝えしました。 pic.twitter.com/HYjViHM5nM
— 米倉 (@aluminum921) January 25, 2020
到着してM2さんの車の隣につけるw小田川でバチバチやった好敵手はCM2に既に昇格し中国や関西のレースにも飛び回ってる。
対して自分はAJOCC初参戦。いよいよシクロクロスのレースだという感じ。
徒歩でM2さんとコースを見て回る。水たまりは深く、足の甲を上回る箇所が多数あった。泥も深くタイヤに絡みそう。
そうこうしてるうちに試走開始時間。時間はたっぷりあるので後半走りだしてそのまま本番へ流れる事にする。
試走1周目。泥の中を走るのは初めてでかなりハンドルがとられる。ギアを一番軽くして恐る恐る走る。
試走2周目。ギアを上げて踏んでみる。泥区間はハンドルがとられたり車体が流れたりで上手く力が入らない。
ボコボコ泥区間で乗り上がるタイミングで踏んで横に吹っ飛ぶ。落車。。。
城野っちはスイスイ走ってる。このコース体重が軽い方が有利なんじゃないか?まさやんは早々に試走を切り上げてた。(心折れてたな、さては(´・ω・`))
試走での絶望しかないまま本番。スタートは先頭列の一番端。結構おいしいポジション。緊張感のないまま30秒前もふざけた事を言っていたら突然スタートwかなり焦って踏むもギアが軽すぎてクルクル。
細かい展開はニーズがないと思うのであとは要点だけ。
コースは前半の泥ゾーンと後半の草ゾーン、その境にあるキャンバーセクションの3点。
1周目の泥ゾーンは試走の印象を引きずったまま絶望しながら走る。脚の力がどんどん吸い取られるのに前はどんどんスピードを上げていく。とくにタクちゃんの独走見ながらマジかよって心おられそうになる。まさに若さの暴力や!と心が叫びたがってましたわ。
キャンバーでいったん前の集団はひとまとまりになるも前がつかえたところで足つき。モタつく合間に先頭数名が抜けだし差がまた開く。
草ゾーンは割と得意らしくコーナーも見た目ほど滑らないし、ガンガン上げていく。1周目ラストにうどんさんをパス。
2周目泥ゾーンでタクちゃんを捕まえる。2周目にして泥の走り方がわかってきたようだ。タクちゃんはだいぶ疲労しているっぽい。声をかける余裕もなくパス。(その際にうどん氏に檄を飛ばされていた若いおっさん)
なんとかキャンバー過ぎたあたりで中川パイセンをキャッチ(記憶はあいまい)。
二人のパックで草ゾーンを走っていると城野っちが「パンクしたー」とペースダウン。実はノーパンクだったと後で発覚。パンクしたと錯覚するほど脚が売り切れたんだろう。前半飛ばし過ぎよ(;´・ω・)
その後中川パイセンをパスし最終周の3周目泥ゾーンで2位の選手をキャッチ。パスして踏むも張り付かれる。仕掛けるのちょっと早かったなーw最後までこのペースは辛いかもなんて思ってたらキャンバー手前のボコボコエリアで現れたのか落車wその間にかわされ3位に。
乗りなおして追いかける。なんとか先ほど抜かれた選手を最終コーナー手前でパスして最後のストレートを踏み抜く。後ろをチラ見しながらゴール。なんとか昇格圏内の2位。
1周目の遅さがモロに出た印象。徐々に順応していって2周目以降のLAPタイムは30秒以上縮まったw
これも実力、そんでもって良い経験になったレースだった。
帰りの車中でまさやんと話してたけど、何か月も練習するより1回のレースで得られるものの方が大きいのは間違いない。
レースに負けても確実に積みあがってる。
よくもっと走れるようになったらレースに出て見たいなんて言う人がいるけど、その走れるの基準はどこなのか?
レースに出たことがない人はその基準も漠然としてて、結局成長のチャンスを先送りにしてて勿体ない。
出たいと思う気持ちがあるなら飛び込むべき。飛び込んだらガムシャラに走るのみ。人に迷惑をかけない範囲でね。
それが成長の最短距離だと思う。
まーそんなこんなで楽しい1日が終わった。次はTOBE(瀬戸内シリーズ戦)。ほぼ舗装路でノブが削れるの嫌だなーって印象しかないけど出るからには優勝目指して頑張ります。
最後に一言、シクロクロスめちゃくそおもろいぞ!