自分の弱点を探して改善するトレーニング方法
会社のコーヒーがゴールドブレンドになりました。香りが全然ちゃいますね(インスタントですけどw)
今日も先日のCTLの話が意外と好評(当社比)なのでトレーニングの話を懲りずにまたしますw
さて、今の自分に何が足りないか、どうなりたいか聞かれたらなんて答えます?
FTPを5倍にしたいとか、モアパワーとか、スプリントで1.5kw出したいとか、、、そういう話をしちゃうと思うんですけど、それって現実的な目標設定として正しいんでしょうか?(実際初心者でもない限りFTPもMMPもいきなり爆上げなんて事は起こりにくいと思いますし)
そもそもトレーニングの原則は下記の通りです。
【訳】トレーニングの組み方はシンプルだよ:
— 八田益之『トライアスリートのエスノグラフィー』2刷発売中 (@HATTA_Masuyukey) March 14, 2020
1.狙いを決め(目的)
2.どんなトレーニング刺激が有効か理解し(知識)
3.適切な刺激を個々人ごとに入れて(練習)
4.適応が進むのを待つ(休養)
(解説:身体的な成長とは「3刺激→4適応」の連続。その前段階に考える過程12がある) https://t.co/GV4Img7a5e
2項のどんなトレーニング刺激が必要なのって個人差があって、パーソナルコーチに指導を受けてる人以外は手探り状態。で、たまたま自分にあったものが偶然できてた人がどんどん速くなってく…そんなもんだと思ってます。
もっと今の自分に何が足りないか具体的にしたい時、僕はMMPと疲労抵抗プロフィールを使います。
MMPは5秒、1分、5分、20分、60分をPWRで見て自分のタイプをある程度把握しておきます。(僕の場合は)直近3ヶ月以内のパワーカーブからベストの出力を抜いて来るので特にテストはしません。ここで自分自身のイメージと違うペルソナが出来たりするので面白いです。
試しに僕のプロフィールを入力しました。(赤裸々)
https://www.jitetore.jp/contents/fast/list/201112032206.html
僕は意外にも右肩上がりのクライマー的なペルソナが出来ました。個人的には1分が突出するかなと思ってましたが、その辺りのPWRは大した数値でないので得意とは言えないようですw
疲労抵抗は平均以上と褒めてもらえましたが、60分の出力が20分の出力と比べるとガクンと下がってます。ノンストップで、下りもなく60分踏み続けるってまあなかなか難しいんですけどね。CP以上で走り続けるレースでは後半ガクンとへばるって事が数値から読み取れるわけです。
つまり60分前後のヒルクライムにおいて僕は後半タレタレおっさんになるわけです。前半ツッコミ過ぎたとか云々ではなくて60分前後走り続ける体が出来ていないというのが正しい認識ですね。
FTPが高いけど、とても一時間は持たないよという人は往々にしてこのケースかと思います。
この場合まず取り組むべきは60分から90分のテンポ以上のトレーニングとなります。大事なのは止まらず走り続ける事なので外を走るよりはローラーの方が効率が良さそうです。
また出力も一定にしてしまうより刺激を振り分ける事で飽きないようにする事も大切ですね。zwiftでいいメニューを探してみるのもいいかもしれませんね。
筋持久力をあげつつ重いギアで踏んでみたり、軽いギアでハイケイデンスの練習を取り入れて刺激を散らしても面白いです。
僕の場合は20分のSSTを一本とかじゃ不十分で、しっかりベースを作ってからパワーをあげてく必要があったんです。いきなりSSTとかvo2max走とか入れてくと所謂見かけのパワーは上がっていくんですけど、肝心なところで踏めないという事に陥るんです。
こういうケースになった過去の僕はマッチの本数を増やすべくインターバルに勤しみましたが、ちゃんと自分のペルソナを理解していれば取り組むべきトレーニングはL3~L4なんだとなっていたはずですね。当然マッチの本数が増える感触はないままでしたし、ゴールスプリントの時には5秒1100w踏めるはずなのに7~800w程度しか絞り出せないという失敗を繰り返してたのです。
この内容はパワートレーニングバイブルにも例として記載されています。今更偉そうに講釈垂れるような内容じゃないかもしれませんが、誰かのトレーニングの参考となれば幸いです。