ボトルの中に何入れる?

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ボディメイク系の情報サイトの影響か、意味もわからずにボトルにはBCAA入れてますなんて人増えてる印象です。でね、BCAAを入れる事自体は何もまちがっちゃいないんですよ。入れてる本人が何を目的にするのか明確にできれば実際問題、それ砂糖水でOKじゃね?ってこともあるので一回まとめてみようかしらと。

 

ロードバイクで出かけるときにボトルに水を入れるのがスタンダードだと思います。発汗して血液の水分量が減ると血液がドロドロになるんで、心臓のポンピングの負荷があがるんですよね。ちゃんと適切なタイミングで水分を補給する事でそれを回避する、ってのがそもそもの目的だと思ってます。

 

んで、夏場走ったり、距離や強度が上がってくると発汗量が増えたり、内臓がスムーズに水分を吸収してくれないって事がおきるのでハイポトニック系や電解質系のドリンクをチョイスするわけです。ハイポの説明は浸透圧のメカニズムで説明してくれるサイトがあるんでググってね(という手抜き_(:3 」∠)_)

 

ほんでね、EAAとBCAAどちらがいいんですか?なんてレベルの人に限ってドリンクにBCAA入れてきました!って得意げになってる事が多々あるんすわ。とりあえずお前、BCAAの必須アミノ酸3つ言ってみ?と正座させたいんですけど、まあええですわ。僕もEAA全部言えないしw

 

そもそもEAA必須アミノ酸をトータルでカバーするもの、BCAAは必要な効果に特化して厳選したものという理解です。山本先生が一時期BCAAは不十分でEAAを飲むべきと提唱した事でだいぶBCAAの市場がEAAに奪われた印象があります(/ω\)時を戻そう


BCAAはざっくり言うとカタボリックの防止、トリプトファンの吸収阻害(脳が疲労を感じにくくなる)、解糖系とは別のエネルギー回路を使える(乳酸が溜まらないでアタックを打てる)、食欲を抑えることが出来る(食いしん坊な僕だと補給を最低限に抑えられる)などなどです。

 

EAAは上記のBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)も当然含まれてますが、必須アミノ酸をトータルで摂取する事が目的なので比率が全く異なります。EAAアミノ酸としてエネルギーに変換されますが、そもそもエネルギーが欲しいのであれば糖を不足なく摂取すれば良いのでコスパの悪い補給と考えます。※EAAは高級品。

 

EAAは高級なのでBCAAより効果あるに違いないなんて思って使っても、有酸素運動においては、それデキストリン溶かしたらOKなんじゃない?ってツッコミが待っているわけです。そもそもエネルギーへの変換効率を考えても一番手っ取り早いのは糖なんですから、糖を摂取して糖代謝をしっかり準備しておけばバチコーンって踏めるわけですよ。糖新生(筋肉分解によるアミノ酸生成でエネルギー変換する事)なんて糖が足りてたら極端な話不要じゃないすか?(それでもカタボは常に起きるけど)

 

有酸素をしつつ筋量を求めるのは相反するベクトルなんで厳しいと思ってます。なので筋量ではなく筋力を求める。体重は運動によって減っていくので食事で増量するくらいを心掛ける。健全な運動とはそういうもんだと思ってます。

 

あ、話が明後日に行きそうになったwだいぶ散らかりましたけど、ボトルの中身に何を求めるかで最低限のコスパで効果を得られるんですよという話。最近サプリメント会社のあの手この手のキャッチコピーが巧みなのでね、色々期待する気持ちはわかるんですがねw

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なんでも良いからオールアウトしとけばいいんですよ🤤(雑にまとめた)