暑熱順化についての考察

 

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気温があがって体が暑熱順化をする前に追い込んでもパフォーマンス的に脳が深部体温の異常上昇を恐れてブレーキをかけてしまうし、トレーニングの強度として狙ったものが出来ないというジレンマに陥るそうです。

 

それだけならまだしも、熱中症なんて起こしてしまおうものなら、しっかり体を休ませる必要が出てきて、そこまで積み上げてきたパフォーマンスを一気に崩しかねないわけです。ケガや病気と同じですので熱中症をなめてはいけません。

そもそも暑熱順化ってどうするのよって話ですが、いろんな文献探しましたけど明確な基準はないようです。
夏の外気温で有酸素運動を一定時間行うというものが一般的です。

https://www.nsca-japan.or.jp/journal/24_5_19-28.pdf

上記リンク先によると、10~14日(場合によっては2か月ほど)かけて 30~45分の高強度(約75%VO2max)セッションを行なうというもの。高強度とは言っても大体L3のテンポくらいのイメージですね。
その時に発汗量を記録できると良いとの事(アクティビティ前後の重量差+補給質量が発汗量)。
暑熱順化が行われてくると汗の量が増えて(しかし汗中のナトリウムなどは減る)、体温の上昇を緩やかにし有酸素運動におけるパフォーマンスの向上が見込めます。

んでもって一度熱順化が行われたら運動を維持してる限りは順化状態になるんですね。運動をやめて6日程度で順化状態が解除されるとの記載もあります。

ほかにも40度のお風呂に40分6日間入るという方法もあるようです。

 

まだ気温は30度程度なので可愛いものかもしれませんが、ヒルクラの体感温度はかなりのものですし、いきなり自粛解除だやっほーって峠のタイムアタックで熱暴走なんて起こしたら今まで積み上げたパフォが台無しになりかねませんw

 

外で走るのも徐々に強度を上げていければ暑熱順化と低気圧、高湿度の条件で峠のタイムも更新できるはずです。焦らずやってくのもいいんじゃないでしょうか(´・ω・`)