最速ヒルクライマー5人が教えるヒルクライムトレーニング

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amzn.to

とりあえず前作を愛読した自分としては買わないわけにはいかないだろうと注文して、読み終わった。

kontaro0321.hatenadiary.jp


前作から内容は変わらず、強い人は裏技や近道を使ってきたわけじゃなく一番メジャーな方法を「継続」して強くなっている。
結局、才能云々というのは置いておいて、この「継続」がミソなんだと思う。

 

このトレーニングが効果的らしいという話を聞けば皆すぐにそれに取り組むだろう。でもそれが年間を通して継続できる人なんて1割いるかどうかだと思う。肌感の統計なので多分w

 

この著書の中で知識として参考になるのはダンシングのコツくらいなもの。あとは皆が良く知るLT走やSSTをメインにしているって印象。これを読んでメキメキ速くなるなんて事はないのよ、たぶん皆それを期待して買うんだろうけど。トレーニングは合う合わないがあるし、同じ事をしていても同じように強くならないからこそ頭を使わないといけない。悩まずに強くなった選手がいたらばそれは才能で、悩んで、汗をかかないと強く(速く)ならない。


そして相変わらず山の神はブレてなかったw


まあでも共感する内容は多かった。特にSSTは裏切らないという言葉が著書内にあるが、まさしく金言。

SSTは手っ取り早く強くなる一番の方法だと思う。ただし本当にそれが自分のSSTなのか、そこがブレてると意味がない。強すぎても弱すぎても効果が薄れてしまうから。

 あと調子が悪い時にもSSTは一番大事だと思ってる。オーバートレーニングに入るとベースが一気にガクっと落ちる。短時間の出力はそこまで落ちないけど、10分~30分のMMPは目に見えて落ちる。
一度下がったものは休めば戻るわけじゃなくて、再度上げ直す必要が出てくる。

マッスルメモリーじゃないけど上げなおすのは0を1にするより簡単。
そこで闇雲に高強度をやっても滞在時間が短い、LSDでは時間が途方もなくかかる。


だもんでSSTを軸にメニューを考えるのが一番だなと思ってる。このSSTを軸にってのが工夫のしどころで、当たり前に20分走をするだけだとおおよその人は飽きるし、完遂できない罪悪感でモチベダウンになったりもする。近々下書き保存でだいぶ寝かせたSST愛を清書しようと思うw