10月のトレーニング振り返り
なんだか10月は疲れと戦ってた一か月だった。ジムのトレーニングあけは全身筋肉痛がひどくてどうしようもない日が何日か出てしまったし、シクロクロスのシーズンインの為に試走や本番で日曜が二日潰れたり…まあ前半から2000kmは難しいだろうなと思いつつ、走れる限りは無理なく走っていこうという感じだった。
ジムでは「ロードバイクに必要な」というものだけでなく様々な筋トレをピッコロさん(筋トレ師匠)に教わる。彼は胸筋を愛しすぎており、指導しながら胸をピクつかせる変態だ。
背中と胸は特にダメージが抜けにくく、それこそ完全に違和感が消えるまでに7日間ほど要した時もあった。それだけ普段使ってないんだろう。無いから使わないのか、使わないから無いのかという鳥が先か卵が先かの話は毎度してるからもうしない(してる)。
フリーウェイトの挙上重量もどんどん増えてきているしとりあえずこのまま継続していく。
で、肝心のシクロクロスのシーズンイン。シクロってなんの練習するのよ?8の字とか基礎練でしょ?って思ってたけど、実際はロードバイクのフィジカル練+基礎練だと思った。結局はロードバイクと同様にきつい心拍でインターバルを何本も打つような展開になるし、そうなってくるとロードバイクで練習する方が効率が良い。基礎や法面遊びなんかはシクロクロスバイクでしっかりやれば良い。そう考えるとロードの高強度朝練からの河川敷でシクロクロスが一番良いんでは?と思い、月末はそういうルーティンで動いてみた。
そんな感じかな?結果は1700km弱の走行距離(未集計分が30km程度ある多分)。不本意だが無理はしないというスタンスであれば概ね及第点だろうと思ってる。
11月からはシクロ熱がものすごく沸騰している中、ニューバイクの登場でロードの練習もモチベが上がってくるという良い感触。
ニューバイクはすごくまじめなタイプな性格なようで、エンジンが適当な事をするのを許さないというか矯正してくるような印象がある。
乗りこなすにはこの冬いっぱいはかかりそう。ただ、これに「乗れる」ようになったら相当ペダリングが改善されるんだろうなとも思っている。より体幹に近い筋肉を動員して推進力に変えるイメージ。焦らずのんびりやっていこうっと。
Kフィッティングという魔法
愛媛県には菊池さんという、素晴らしいフィッターがいる。フィッターというかトータルで自転車に関して見てもらえるという感想を持っている。
前回は1月だったかな?ポジションはちゃんと出てるよって自信はあったが、迷いを消したくてフィッティングを受けた。そしたらばポジションは全く異なる仕上がりになった。半信半疑で乗ってみると120%間違いなく自分にハマったポジションだった。
何より菊池さんの持つ持論にとても共感したことでこの人の言う事なら自分のベクトルにプラスにしかならないと全面的に信頼できたのも大きい。
それから10ヶ月。新車を納車して翌々日にフィッティングを受けた。プロショップならフィッティング技術やサービスもあるだろう。自分の購入した店も勿論そうだったが、迷わず菊池さんのフィッティングを選んだ。
ある程度正解の感覚はあるのでざっくりポジションは出しておいたが、実際に微調整をしてもらってから乗るバイクは別物だ。事実、自走で現地に向かったが往路と復路では違うバイクに乗ってる感覚だった。
菊池さんに触ってもらってからが本当の納車だ。僕はそう思ってる。バイクにクリートに妥協なく調整してもらったら後はエンジンだけの問題だと迷いがなくなる。
ほんとに菊池さんは妥協しない。まあいいかって感覚は皆無。納得できなければ何度もやり直す。一つを変えることで別の数カ所の調整が必要になろうと時間を惜しまない。
一度受けた人なら分かってもらえる。そして、最後に菊池さん自身が試しにバイクに跨がり走り出す。ターンして帰ってくる時の表情で納得いってるか否かわかる。笑みを浮かべて帰ってくる菊池さんを見ると自転車を本当に愛してるんだなと思う。
調整してもらってから乗るのが楽しい。乗る時間が伸びるにつれてバイクの事を知っていける。恋人との交際のようなものだと思ってる。長く連れ添った古女房は阿吽の呼吸で自分の身体の一部のように扱えるが、このバイクとはこれから理解を深めていかないといけない。知れば知るほどいいバイクだなと感じている。すでに語りたいことだらけだがまたそれは別の機会に。
おーCUPに出稽古
先日の小田川シクロクロスが終わって心のどこかで、次のシゲクロもなんとかなるんじゃないかとか甘い考えでいたようだ。
ふとしたきっかけでOCX主催のおーCUPの開催情報を入手し刺激を求めて出稽古させてもらうことに。先日の紀ノ川で大暴れした二名を含むOCXという黄色いジャージのいかしたおっさんたち。河川敷の使用もちゃんと住民の理解を得ようと色々取り組んでらっしゃるようで散歩の方たちも微笑ましくチャリバカ達を見てくれているように思えた。
して、本題。試走の時は皆ゆっくり走るので何も気付かない。でも本番の40分走始まったら普通に走ってるとどんどん抜かれていくし、消耗が半端ない。ただただ心肺が苦しくて担ぎで腰が疲れてて、チェーンも落ちるし何もできずに終わった。
完全に苦手なコースレイアウトだった。というかシゲクロはこういう連続コーナーだらけだったな。このまま何もせずに終わったらシゲクロに負けに行くのと同意だと思った。
だもんで60分耐久走(これはチーム戦)で意地の意地でイナさんに食らいつくことだけ考えて走るようにした。なんて事ないコーナーで引き剥がされて千切れる苦痛。気持ちだけじゃ食らいつけないのか、、、と諦めそうに、、、なるかボケェ!と。イナさんがどういうラインでどうブレーキ入れるか全部盗んでやるぜこのヤロー!
そしたらば色々な気付きがポンポン出てくる。常に考えて走れって初歩を忘れてたんだな。やっぱイナさんスゲェ。トレースしたラインはすんごいスリッピー(というか全体的に超スリッピーだったw)だったけども重心を意識すればちゃんと車体はコントロールできる。そうしたらブレーキなんて要らなくなる。そうかこれがコーナリングなのか!って感動が止まらない!アドレナリンもどっぱーどっぱー!
無事我々組合長チームの優勝に貢献出来たのでよかった。辛かったけど走った後の満足感は格別である。実戦のなかでしか気付かない事があって楽しみながら最高なトレーニングになった。毎度ありがとうございますOCXの皆様。
そして初跨がりで他を驚かせる走りを見せたキャニ山氏と、落車を繰り返しても走り続けるタクちゃんという若手の気概を見て、全速力でこのシーズン走り抜けないと置いていかれると焦りを感じました💦
また自主練を重ねて自分の立ち位置を確認したくなったらフラっと遊びに行きますw
とりあえずボトルケージ外そうっと。
小田川シクロクロスinうちこ
ようやくシクロクロス初レースを迎えた。ここに至るまで積み上げてきた事は一週間前の試走に来て無駄な事だったと思い知ったwもうちょい過激な事を楽しまないとシクロクロスではなかったようだ。
なので自分に残ったものは試走の時の経験値とロードバイクに乗り込んだ出力のみ。
朝4時半にまさやんと待ち合わせをして現地に向かう。現地に6時についてしまい時間を持てあますがバタバタするよりは良い。徐々に知り合いが現地に到着しはじめる。その前に当日のコースの状況を見に行く。法面の上り下りは正直捨てて、パワーのみでも優勝狙えるかなってくらいに思考が整理されててリラックス。
ただ直前にC3のコースから『壁』セクションがカットされたので難易度はぐっと下がる。どうせ担ぐつもりだったので問題はなかったけどだいぶ去年のパワーコースに近付いた。
スタートはエントリー順。だけどもMTBはハンドル幅が危ないので後方に下げられる。あんまりエントリーを急いだアドバンテージはほぼなくなった。とは言え最前列、中央なので超絶有利。ホールショットは迷った挙句高知のよくみるジャージの方に任せる。ぐるっと回って河川内に入るところでペースを上げたいなと思って前に出る。1週目はちょっとキツくても110%くらいで踏んで様子をみる。するとすでにシロノッチ以外ついてきていない状況。こりゃいかん。
2週目90%までペースを下げて、要所要所で110%くらい10秒を混ぜる。シロノッチが前に出たらそれでも良いが、クリアできない法面セクションは前に出て蓋をしないといけないって事だけ注意して進む。
3周目以降もシロノッチは前に出てこない。少し辛そうな息遣いをしはじめている。だもんで2週目の仕込みで走る。脚はこの時点で残量70%程度だし最終週にスプリントになれば絶対勝てる。
4週目、だれもいなくなる。ただずっとOCXのM2さんが後方から順位を上げてきている。追いつかれないように95%くらいにペースアップ。最悪抜かれたら最後差すイメージだけは忘れず丁寧に。
5週目、最終週。ここでだれも来ないと確信。独走のまま最後は流してフィニッシュ。本当はゴール前でバイクから降りて歩いて…なんて妄想をしてたけどちょっと興奮気味で忘れてた。
シロノッチは1~3周目の消耗を引きづったのかM2さんに差されてフィニッシュ。
正直、純粋なシクロクロスという面ではこの二人には完敗している。勝ったのはスタートの出来と、ロードで普段からハァハァしてた分の貯金だけ。先を目指すのであればちゃんとテクニックやスキルを上げていかないと話にならない。勝負を分けたのは自分が『出来ない』事がはっきりわかっているので戦略をたてられたという点だと思う。あとキツイところで相手よりキツイ事が出来るような選手がいなかった事、そういう展開にさせなかった事が全てかなと。
ただM2さんという好敵手に出会えた事が一番の収穫だった。彼とこの先バチバチしていけたらきっと成長していける。すごく気持ちが強く、そして清々しい男だった。OCX勢とはこの先も長い付き合いになりそうだw
とまあ、自分たちの出番が終わってC2が始まる。我らが大永山の先輩のN川さんの出走。LVのイズミさんとGOさん、外環の長者さんなど知り合いが盛り沢山。N川さんは早々に超独走モードに入ったので応援不要www
イズミさんはスタートダッシュでややオールアウト気味(;'∀')GOさんと長者さんは集中して周回ごとに順位をあげていき気付くと2位と3位にwどっちを応援するか迷うわ!www
その後C1の世界のこーたろう君を拝見し、ただただそのスキルや姿に惚れ惚れしたわけです。彼はネコ科の動物みたいな体幹とバネを持ってる気がする。一個一個の動作に力みもないのでロスがない。憧れるが、自分はそっちの才能がないと自覚があるので自分に出来る方法を模索せねば。
お昼過ぎに現地をあとにした。そのまま地元まで戻りラーメンを食べ、ちょっと家でくつろいでからジムへ。
鏡に映る自分の顔が変顔過ぎて驚く。まあ毎回のことだけども。知り合いの前でウェイトは出来ないなwww
今日も筋肉痛に泣く
良くも悪くも自転車って体に優しいので筋肉に対する負荷も少ないんだろう。だもんでロードバイクでキツイことしても筋肉痛なんて皆無。週末ライダーとかは知らん。
ある程度最低限の筋力と筋量を備えた後の乗り込みは心肺機能の強化とか神経系の向上くらいの効果しかないのでは…?という気もしてる。そういう事であれば更に高い負荷で筋肉を強化しないと筋力向上は見込めないなと。
目指すフィールド次第ではあるけど、最低限の筋トレは必須だろうな。
全体的な筋力向上が図れたらベースから強くなれると思う。本来こういうメニューもフォームチェックもコーチがいたら効率的なんだろうなと思うが、そこまでの投資は難しい(;'∀')
youtubeで信用できるものを探して勉強して、(筋トレ系はパワーリフター系やフィジーカー系など混在してるので他競技のフィジカル向上をうたってるものを中心にみる)トライ&エラー。
最初はこんな重量も持ち上がらないのか…って落胆したけど、徐々に挙上重量も増えてきて楽しい。やってる最中は辛いんだけどもw
あと大事な事だと思うんですけど、なにごとも目標は大事です。レースするのにゴール場所は決まってませんなんて事ないじゃないですか?ゴールがあるから頑張れるし、スパートもできる。だいたい何かに打ち込めない人やすぐに飽きてしまう人は目標がないケースが多い気がする。
別に速さだけじゃないけどね、楽しみ方は色々あるけど、その先に何があるのかは常にイメージしておきたい。
「いったい何を目指してるの?」と突然聞かれても、常に即答できる自分でいたい。
勿体ない練習をやめる
一番虚しいのって練習してるつもりになって結局積み上げになってなってない練習だと思う。
辛くて苦しくて、それでも頑張ってますよ!ってアピールは対外的な評価でアイツはストイックだぜ!最高にクレイジーだ!となるかもしれないけどね。
漏れなく自分も去年は、辛くてももっと辛い事をみんなやってるんだとか思い込んでて、オーバーワークを積み重ねることに美学を感じてたわけで、それで調子を大きく崩した。
最近はつらいと思ったら迷わず休むという方法で体調を崩さないように努めてるけど、それだけじゃ不十分だなと思うことが増えてきた。
脚がまだイケる気がするから乗るとか、明日オフだから今日はもうちょい攻めておこうとか、身体に余力というかエネルギーが残ってる状態を勿体ないと思う事、
時間が少し出来たからとか、今日は長く時間取れるからとかで無理矢理乗るとかの時間が勿体ないと思う事、
こういう勿体ないなと思って無理くりやっても大して身になってないんじゃないかなーと思ってきた。あくまで個人的な感覚。
勿体ないからやろうというのは休養を蔑ろにして疲労を溜める事が目的になりがち。そういうボロボロな自分に酔いがちな人は良くも悪くも少年誌育ちねw
疲れないで最大限の効果を得られる練習が正義。やる時はやる、休む時は休むってオンとオフも大事。
だらだらしんどいまま乗り続けるより、パッと降りて休んだり、ジムに行く方がメリハリがあるしね。ここまでの内容は自分への戒めというか書くことで言い聞かせてるところが大きいw
死にかけて強くなるのはサイヤ人だけ。勘違いしがちだけど皆んな地球人なんやでってこと。
新しい新車も考えていかないとな
前々から気にはなってたけど1~2km程度のTTしてる時に50km/h前後出てて、そこからもう一段階上げようかなという時に感覚的にホイールベースがにゅーんって広がって、ペダルの抵抗が重くなって鈍くなって、あっらーこれパンクやったな…ってがっかりしてタイヤみると何もなってないなんて事が多々あって(;´・ω・)
玉当たりの緩みがでてシューとホイール干渉してんちゃうかな?と締めなおしたり、BBゴリってる?って思って確かめてみたり。。。でも改善されず。もう最近なんだかなーと投げやりになっております。
フレームがものすごい撓んでる気がするけど、流石に素人にそんなパワーはなかろう。。。とは思っているけど、どうなんやろ?10秒程度の短いスプリントだと壁が来る前に速度上げ切って終わるけど、長めに徐々に上げていく時に引っかかるのか…。
そういや6月頃、夜練終わりに後輪が全く回らなくなった事があった。ハブが死んだかと思ってショップにOHしてもらったけどショップでは再現性なし。あの時はフレームに干渉してるような抵抗だったけど、それに近い感触。
本気モードでモガかないと再現しないし、毎回じゃないから困るわね。
ZONDAで同じ事して再現したらフレーム、再現なしならホイール…で今度試してみよう。
そんなこんなで水曜は毎週恒例のジムトレをしてきた。脚に疲れがあるからSQはなしでDLと背中をやってみようと。
したらばDLのアップセットで5repあたりでケツを引くと右側に変な痛みが出たので軽めに3setで終了。
背中はシーテッドローイングをはじめてやってみた。大円筋周りよりも広背筋下部に刺激が入るフォームを事前に動画で予習しておいたけど、やってみるとかんなりキツイ。肩甲骨意識をギリギリ保てたけど腕と握力が限界(;´・ω・)
翌日、翌々日とお約束の筋肉痛。筋肉痛の状態でチャリに乗ると痛みが出る筋肉は積極的に今まで使ってる筋肉なんだなって判別できる。
逆に筋肉痛だけどチャリに乗ると感じない部分は使わないor弱かったから使わないフォームになっているみたいな事が考えられる。
でね、使わない筋肉を鍛えても無駄でしょって思うかもしれないけど、筋肉セオリーに全面性の原則ってのがあるんです。下半身だけ鍛えるより上半身も含めて全体を鍛えて行った方が効果的になるというもの。だもんで最終的に使わないものはカタボっていくので思い込みだけで幅を狭めないで色々試していこうと思っている次第。
いやーしかし上半身の筋肉痛を舐めてた。体幹部より下がフレッシュなら乗る分に問題ないと思ってたけど、上半身の連動も含めてのロードバイクです。改めて思い知った。先ずハンドルひけないと登れない、急加速が鈍くなる、極端に脚荷重になって重いギアを選択しがちになる…などなどのデメリットがあってね…まさかこんなに乗れなくなるとはってのが率直な感想でした。
何事も経験。逆を言えば上半身強化は伸びしろという事も判明したわけだ(多分、個人的な見解では)。
来年のシーズンインに向けてゴリラ化待ったなし(∩´∀`)∩