ついにやってきた!こんたろうカップ当日

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こんたろうカップ。それは誰も知らない草レースであり、勝っても誰にも誇れない、そして何も得られない、誰得なイベントである。

そんな鬼畜な催しに参加した20名弱の変態たち。
彼らは日々各々のチームで切磋琢磨し、ヒルクライムイベントでは必ず顔を合わす『ほんもの』のロードバイク好きである。

 

参加者

まず今治からSSR。各々が所属チームをもっているがトレーニングに飢えたトレ中毒達が集まり形成。発起人のけいっちパイセンは我がロードバイク論の師匠的存在でありロードレースとなれば千通りの戦略を使い分けるブレイン的存在。そこにオールラウンダーのYmasakiさん、猪ルーラーのクボタドール、新居浜からともちが加わり完全に野獣使いと獣たちみたいな構成となるw

 

次に松山らくりん。ヒロさんと言えば愛媛でヒルクライムしている人ならどこかで知っている存在じゃないかしら?今年の石鎚もてっぺんクラスの先頭集団でバチバチな走りを見せていた。そしてリーダーのにゅーさん、温厚な口調、表情とは裏腹に走り出すとその気迫で周囲を委縮させる所謂覇王色の使い手的なお方。そこに進撃の巨人ことケンゴさんが加わる。ケンゴさんは周囲にローディが勝手に集まる愛されキャラ的な人柄で周りに剛脚が多いあまり貧脚と称するが一線級の走りを見せる。そして助っ人に某ヒルクライム年代別元チャンプO君が加わる。彼の走りを見るのは初めてなので楽しみ。

 

やべチーム紹介だけで結構文字食うや…w

 

次に松山Limit Vertex(綴り違ったらすみませんw)。ラーメン大好きGoさんは毎朝変態坂練をして今年の石鎚で一時間切りを達成!それだけで飽き足らずレース後も鍛錬を続ける変タ…おっと誰か来たようだ。そこに長身イケメンのIZUMIさん、MJさん。二人もSTRAVAで見てると山ばかり攻めててほんとに変タ…ゲフンゲフン!3名のチームだが今回は助っ人にGOさんの義兄の34さんやIWASAKIさんが加わり5名体制となる。


そして我々新居浜連合は普段夜練で集まるメンバーで構築。新星チームCR3Wより自分の知り得る愛媛で5本指に入る剛脚あまちょさん。そして新居浜界隈ではKOM職人として名高いTEPP@Yさん。そして無所属ながら石鎚で55分の好タイムをマークしたマサルちゃん。そして私の四名。

 

しっかしよーこんなに集まったな。皆知り合いとは言え、集合してブリーフィングしてる時の様子は完全に小規模イベントの集まりだったw

さてさてコースは愛媛国体コースのうち、海岸線から橋との合流地点手前までの31km。交通量が少なく、市街地を避け、島民の方々に迷惑をかけないように執り行う。

 

レース内容

スタートはローリングスタート。リアルスタートから即自分がアタック。これにヒロさんが反応。各チーム逃げを一名づつ送りこんできてるのかしら?と振り返ると自分を入れて四名。予想を裏切りSSRが逃げを送らず。LVが二名(うち一名はエースのMJさん)。

 

向かい風の海岸線を体感70~80%の強度でローテ。そのころメイン集団ではLVがペースをコントロールし逃げを追わせない展開を作っていたとの事。

 

完全に策士LV!ロードレース経験ないんで…なんて言うてたのに一番曲者だったw

 

海岸線を抜けると最初の坂。距離は500m程度だが直線的に斜度がある。ここでダンシングでアタック。LVの二名を削りに行ったが、そのまま抜け出せてしまった。ヒロさんはすかさずツキイチに。ただ息が上がっている様子。逃げ切りを狙ううえでヒロさんと二人で終盤戦登るのは正直キツイ…だもんで序盤だが逃げグループを解散させようと下りで単独アタック。これが決まり、ヒロさんとの差は15~20秒程度に。

 

平地だが向かい風が終始吹いているので体重の軽いヒロさんには不利な展開もあってそのままペースで踏み逃げる。そしたらヒロさんとMJさんが合流しているのが見えた。二人で追われるとちょっとキツいな…ある程度マージン稼いだら無理せず合流かな?と思ったところで最初の分岐点。大山祗神社周辺の市街地ゾーンへ。後ろとの差を確認する為に振り返るも二人が来ない…一向に来ない。明らかに遅い。これは落車か道をロストしている。

 

そう頭によぎった時点で脚から力が抜けていった。人間張り合うものがないと緊張感を保てないw最低限200wは維持しながら走る。短い緩い坂をインナーでいなそうとしたその時、突然メイン集団が背後に現れる。しかし人数は6名ほど。新居浜連合3名にらくりんのにゅーさん、SSRのクボタドールとともち。先頭はSSRが積極的に牽引し集団をシャープにしてきたと思われる。

 

確かにこの二名は向かい風だろうと多少の斜度だろうとほぼ平地であれば無類の強さを持っている。猪突猛進型の二人が逃げに反応せずここまで自分の仕事に徹しているのは他ならぬパイセンから知恵を授けられたからだろうw

 

少し間をおいて、再度アタックをかける。新居浜の人数が揃っているので多少冒険できる。


ここで猪たちが挑発にのって追いかけてきてくれれば猪ジャックし、うまくコントロールして逃げ集団を作れる。そんな淡い思いは一瞬で消えたw猪たちが荒ぶっていない!冷静に淡々と自分の仕事をこなしている。。。単体では勝負にならず数分逃げて集団に吸収された。


トンネル前の最後の峠がくる。見た目にもパンチがある坂でマサルちゃんが一世一代の大仕事をする。

 

「今日最後までついていけないと思うんで、何か仕事が出来るなら言うて下さい」

 

レース前そう言っていた男が本能のまま飛び出す。新居浜の二人もアタックに乗って前線へ。これにはともちもにゅーさんもキツい声を上げていた。

 

そしてクボタドールはその背中を見つめながら「あとは…坂は任せた」と言い酷使してきた脚をついに緩めた。

 

かくいう自分もすでにバックファイヤーしていたので新居浜の勝利を確信し戦線を離脱。

 

そこからは聞いた話でしかないが最後までTEPP@Yさんが牽き、あまちょさんが発射されワンツーフィニッシュ。粘ってついていったにゅーさんが三位。そしてともちの順にゴール。

 

ゴール後、ルートをロストしたヒロさんたちが最後にゴール。
そしてヒロさんに釣られてロストしたLVのエースMJさんw
結果的にLVを完封したのはヒロさんだったわけである。

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1時間ばかりのレースだったが皆疲労困憊だった。それだけ出し切れたのだと思う。今回は仕切りの悪さからコースロストが多発してピリッとしなかったのでプレイベントとして、次回ちゃんとやりあって最強を決めたいと思う。

 

そしてロードレースの楽しみをちょっとでも感じてもらえたら幸い。
個別でLINEに楽しかったとか貰えて開催してよかったなと思えた。
そして集まったメンバーは皆チームの垣根を越えて交流していってほしいなと思うこの頃。

また楽しい事を考えてみんなを巻き込みたいと思う。

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