阿波シクロクロス
二年連続二度目の出走。参戦までに紆余曲折がありました。コロナの影響による延期、出走人数の少なさから参戦見送り、からの前日出走決意などとメンタルが定まらずフワフワした状態でしたけどね、唯一のやる気スイッチというか、目的としてキャニーの存在が大きかったです。
ロードにしてもCXにしてもポテンシャルもフィジカルも高くて、なおかつレースIQも高い。四国で数名のブッコロリストに名を連ねるキャニー。今まで遊びでは何度も勝負して負けてたけどね、公式戦は初勝負。正直ね勝つつもりというか俺が勝つと思ってたよｗ
ＣＸはコロナによる中止が相次ぎ年末以降土の上で走ってなかったんですけど、当日試走で勝手に思い出すだろうとｗそれよりも阿波のコースはロード力の差が出るよなって割り切ってローラーとロード練のみ。
実際、試走の時の感触はこれまで感じた事がないくらい好感触で、芝側の重馬場ゾーンは俺の為のコースと言い切れるくらい好きでした。なのでCX練不足とかそういう要因は一切ゼロな気がしてます。
んで、肝心のレース。スタートは無難にすんなりキャッチできたし、加速も悪くないが周りはホールショット狙ってないのか並びが見えない。序盤はペースか？と思ったらキャニーの猛追ホールショット。そのまま追い風ゾーンを颯爽とアタッコ。あ、あいつガチってる！と思って追走。後ろとちょっと差が出来たけど、キャニーも自分もその後のキャンバーまでの泥ゾーンが苦戦して後ろとの差がつまる。んでキャンバーでノーテクおじさん（僕）が足つきして蓋をしてキャニーが10～15秒程度先行してしまう。
1周目毎回下手くそおじさんは何とかしたい悪癖。追いかけるもキャンバー終わりで最下位に（？）
そこから重馬場ゾーンなので力まずペースで踏む。泉さんも良いペースで走ってるので追いつくのに時間がかかったけど、ここは体力使わずキャニーを追走したいので無理はしない。二周目後半（うろ覚え）でキャニーをキャッチ。リザルト的には15秒程度の差を埋めた感じ。なのでコンディションも自分の乗れてるって体感もバッチリあってたと思う。
4周目に入るゲートでキャニーに「あと何周？」って聞くと「2周くらいっすかね？」という話をしてお互いの消耗を探る。実はこれがラスト周回としらないアホ二人(´・ω・｀)
お互い全然元気なのがわかったのでアタックがどこでかかるのか心理戦。追い風ゾーンはキャニーが後ろに下がり一休みを入れたあと、キャンバー手前でしかけてきた。キャンバーは苦手。でも周回を重ねるごとにギアを二枚さげとくとか意識は出来てたけど、焦りが出てフロント刺さって前転ｗｗｗ10～15秒ロス。キャニーは後ろの悲鳴を聞いて踏みどころと勝負をかける。
慌てず乗り直し、重馬場ゾーンを丁寧に走って差を埋めようと頑張る。が、キャニーとの差は縮まらず。本当はここでゴールなんだけども、そのまま二人だけ5周回目に突入。ゴールしたあと皆がそろってて「？？？」となったけど1周回多く走ったと聞いて納得。同じエントリー費で得した気分（違うかｗ）
いや、しかし得意なコースでキャニーをしばけなかったのは悔しい。二位っつーのはつまり敗者なんですよ。表彰台ひゃっほーなんて思う気持ちはカケラもないし、そんなメンタルでやってたら上には行けないと思ってます。レース後にＣ１のレース見ながらキャニーは既に自分がそこで走る事をイメージしながら観戦してて、こういうおじさんじゃないと先はないよなと心の底からリスペクトしました。
うどんさん、キャニー、パイセンと歯に衣着せぬ面子で建前抜きにした話をしていると心があらわれるし、共感しかしないから気持ちのベクトルがグイグイ伸びてく。この人達ともっと遊びたい、それが自分にとって成長できる場所になると感じるんですよな。
仲間内で速いとか強いとか、レースで凄かったとか惜しかったとか、くっそどうでもええんです。真剣に勝負して受けてくれる憎き敵でいてくれて、やっぱ手が届かなくて負けた僕に「強かったです！」なんて社交辞令じゃなくて「あ敗者だ！」ってブスブス心を刺してくれる奴まじ好き。そんなん次ぶち殺すとしか思えんやんｗありがとうキャニーｗ
動画はアップロードしたらURLを追記します(=ﾟωﾟ)ﾉ
※2021/3/18 レース動画（youtube）追加しましたｗ
