kickrのパワー値は本当にあてにならないのだろうか?
ワークアウトのついでにパワーメーターの計測値の差異について記録してみることにした。
うちのkickrと4iiii左クランクで計測したらば差異は明確にあった。ただしこれはERGモードでの差異なのでこれを基準に全てと語るのはよろしくないだろう。
なのにわざわざブログにしてるというのは一つの仮説を思いついたからだ。
kickrのパワーを計測するのはスプロケット部分であり、その中にあるベルトの回転数から演算で算出されてる(と思われる)。つまりクランク型のパワメとはチェーン部を含む駆動部のパワーロスが乗っかった数値=実走で速度に変換される実数値に限りなく近いんじゃないかと思う。(クランク型でパワーがあるのに実走でそこまで速くない人ほど差異が出がち?)
クランク型はチェーンを緩めてからガツンと踏んだり、ガチャ漕ぎすることで実走速度に還元されない歪みで数値が上がったりすることもあるなと思う。
で、ご多聞に漏れずワタクシめも実際に数値を比較して、4iiii(クランク型)のがAPとしてばっちり高く出ました。
走りながら見比べてるとある程度出力を上げていくと、ケイデンスが90前後の時はkickr側の数値が上回る傾向にあり、ケイデンスが70くらいまでになると明らかに4iiiiの数値が高くなりました。低出力時は差がつきやすいですが、そこまで速度差に関与しないレベルなのかと。
この結果から思ったことは、kickrはERGモードでの使用なので出力が一定を保とうとしますが、あえて4iiii側の数値が低くなるようにペダリングする事で実走においてパワーロスが少ない、省エネかつ速いという事になるのではないでしょうか?その一つの要因としてケイデンスは重要なファクターであるように思います。
いやもう全然トーシロの思いつきの範疇なんですけどね、漠然と思ったんですよ。少なくともワークアウトをしてる時はそこを意識すれば楽をできるわけで(それがトレーニングの本質が逸脱してる気もしなくはないが)。
ペダリング効率を見極めるひとつの方法として試してみては如何でしょうか、という話でした。
※追記
上記は肌感で差異について語ったものの、ちゃんと普段から機器に精通していたり、分析を深めていたりする人からすると検討外れなようですw
まずMISAKIさんからご指摘があったのは左クランクのみの計測となる場合はケイデンスによる左右出力差分が出ているのではないかとのご指摘>確かにケイデンスによって左右比率が変わる自覚ありなので可能性として大きいと思います。
うめめ師からのご指摘は相関関係をプロットで検証したところ、ケイデンスによる差はなく、計測機器の差異が出ているだけではないかとの事。グラフを参照したい方は下記ツイートをば。
雑にプロットしてみました
— うめめ (@Umebachev) April 13, 2020
ケイデンスに対してはあまり相関見られないとおもます(左グラフ)
対して、パワー域に対しては割とはっきりと違いがw(右グラフ)
つまりレスト時はペダリングムラがあり誤差が大きく、パワー掛けてるときは誤差ほぼ一定です pic.twitter.com/9oWSHHAfTx
結論、今回の記事は根拠としては薄く興味本位で浅くすくったら大した話にならなかったというオチでしたw